2019年のGWに訪ねたアフリカ旅を綴っています。

※以前少し書いたものに写真を追加し加筆しています。




 

リベリア首都モンロビア

 
早朝、バマコからリベリアへ飛びました。トランジットたった2時間。
 
 
それでも、せっかくビザ取ってきたので入国します。朝霧に包まれたロバート国際空港。
 
 
あまり時間がありませんが、タクシー拾って唯一の観光地と言ってもいい美術館へ向かいます。
 
 
ここは英語圏。ここいらの旧フランス領となる国は、一般の人はほとんど英語を話さないので、コミュニケーションもなく友達もできず、エピソードもありませんが、ここならいけるか?
 
 
フランス語圏だと会話は単語とスマホ地図と身振り手振り。あと、タクシー代なども現金見せて交渉です。言葉が通じないってホントにツライすよ。
 
 
空港から20分くらいで着きました。国立美術館!トリコロール(フランスの国旗色)?まぁいいや。コトヌーの美術館にあまりにも感銘を受けたので、側はどうでもいい。中身が大事!
 
 
と、思って入り口から入ろうとしたら閉まってる。鍵が空いてない。googleでは今日は休館でもないし、時間も確認してきた。
 
 
 
 
 
 
??
 
 
 
 
 
ウロウロしていると、ゆっくりした動作のお爺さんが私に向かって歩いてきた。
 
 
そして、「Not open」とだけ言う。「何時に開きますか?」と聞いても、not openを繰り返すだけ。
 
 
 
 
 
 
タクシーに戻り、運転手に「一緒に来てほしい」と伝え、お爺さんのとこへ着いてきてもらいました。そして、「中に入れない。何時に開くのか聞いて」と伝えると、二人は英語以外の地元の言葉?で話し始め。
 
 
 
 
 
 
どうも、今日どころか、もうこの美術館は営業してないらしいことが分かりました。泣
 
 
 
 
 
 
トランジットが短いのでこの美術館を鑑賞して終わりだろうと思って来ており、他にめぼしい観光地も分からない。運転手に「他に観光地がないか」聞いても、そこへ行くだけでタイムオーバーになりそうだ。そもそも日本で調べたときに、これといった見どころを探し当てられなかったので、空港に戻ります。爆
 
 
 
 
 
 
入国から出国までステイ最短記録一時間!笑


 

シエラレオネの首都フリータウン

 

リベリアからシオラレオネへ飛びました。

 

 

シエラレオネも公用語は英語。トランジットは長めの7時間です。首都に近い国際空港は街の中心地の間に入江を挟んでいます。車で行こうとするとこんな風に遠回りしなくてはならず、なんと3時間以上かかります。これgoogleなので順調に行ったときの時間を示してると思われますが、道が悪かったり車がポンコツだったりしたらもっとかかるはず。




このため、直行するには途中、フェリーに乗ります。

 

 

入国したはいいのですが、空港からフェリー乗り場まで行くのも一苦労。途中、タクシーから見えたモスク。可愛い。



フェリーがどんなタイミングで出航するのか全然分からず、波止場に着くと、もう出る寸前!







急いでチケット買って飛び乗った!そして思った。







「待てよ?このフェリー、何時間置きに往復しとんのやろ。まさか帰り5時間後とかないよな。ヤバ。」







船の乗客に、「フリータウンからのこっちの岸には何時に出るか知ってますか?」と聞いた。






・・・

 

 

 

 




全然通じてなーい。






今にもボラードからロープを外そうとしている兄さんに同じことを大声で聞いたところ、
 

 

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

 



やっぱり通じなーい。







英語は公用語ではないの?

 

 

 

 

 

 

そしてフェリー出ちゃった。なんてこった。。



 

 

 

 

 

到着したら乗船時間を確認し、フライトに間に合わないようだったら速攻タクシー捕まえて陸路で空港目指すしかないな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フリータウンのフェリー乗り場に着いて時刻表を探していると、兄さんに声をかけられました。



「これからどこへ行くの?」「タクシーなら安くするよ」






「フェリーの復路の時刻を知りたい」と聞くと、「1時間おきに出てるよ。」「この船じゃなくても、スピードボートある。それなら空港のすぐそばまで行く。50$」「ヘリコプターもあるよ。100$」






なーんだ、マジか。ホッ。乗ってきたフェリーは市民の足だからか2$だったけど、空港近くに着けてくれるなら帰りはスピードボートにしてみるか。100$ならヘリでもいいかも!





お礼を言って、「街を自分で歩きたいので」とタクシーは断って散策することにしました。ここはメインの通りかなぁ。想像してたのとは違って明るい雰囲気。全然調べてないですが、元々観光するような場所もないことだけは知っている。笑



観光客向けの何かとかはないのよね。美術館とか博物館もない。ムスリム多勢のはずなのに、モスクさえ見当たらない。でも意外に活気あるので、とにかくブラブラと歩き回りました。一時間くらい中心部へ向け歩いた頃かな。



この木、多分フリータウン唯一の観光名所。笑 コットンツリーと呼ばれています。若干バオバブっぽいような。樹齢500年〜1,000年らしいですが、誰も正確な樹齢は知らないよう。

 

 

そもそも樹齢ってどうやって計るのですかね?屋久杉7,000年とか、なんで分かるんやろ?伐採して年輪調べれば分かるけど立ち木は?バオバブの木だったら年輪ないので、調べようがないような。







ところで、ここまでの内陸マリを除くベニン、トーゴ、リベリア、シエラレオネは、海に面して所謂「奴隷海岸」と呼ばれた地なのですよね。

 

 

 

 

 

 

この旅以前に訪ねたギニアやビサウ、モーリタニアなどもそうでしたが、景色を撮るつもりでカメラを構えると、たまたまそこにいる人はそこに被写体として入ってしまうわけで、エライ怒鳴る人います。

 

 

 

 

 

「じゃぁそこ、ちょっとどいてよ!」とも言えず「あんたなんか撮ってねーよ!」

喧嘩になるからヤメなさいな!笑






先日書いたように、内陸マリやこのあと行く国でも、向こうから「撮って」と言ってくる人々と、カメラを向けただけで怒る人がアフリカ人はハッキリしていて、何となくですが怒る民はアフリカ全土の中でも西アフリカの海岸線(奴隷海岸)に多いように思う。



多少は人にもよりますが、大まかに国や地域で分かれるのですよ。アレは何となく「DNAの記憶」のような気がしてならない。



なので、このような国では人の多いところで写真を撮れないのですよね。なに言われるか分からないので。このあとの国でも、何度か抗議されました。

 

 

 

 

 

 

ギニアでも書いた通り、とてもじゃないけどカメラを出せるような雰囲気ではない国もありますので、西アフリカは写真少なめ。

 

 

 

 

 

 

写真ないと断片しか思い出せないのですよ、やっぱり。残念ですけどまぁ、しょうがないですね。

 

 

 

 

 


ところで、上述のようにシエラレオネはルンギ国際空港と首都フリータウンの間に入江があり、かなり不便です。






これも、10年以上前に中国による一帯一路構想でフリータウン近場の新空港建設が決定したのですが、4億ドルの融資返済に見通し立たず頓挫したのですよ。







私の訪ねたときは、改めて一帯一路によって橋を架ける構想が浮上していましたが、その後どうなったかなぁ。笑






特段見どころもなく結局、行きに乗ってきたフェリーに乗って空港へ戻り次の国へ。 機内はガラガラ。好きなとこに座ります。

 

 

そろそろテイクオフ、、と思ったら、エンジンの故障かなあ。メカニック来て一所懸命に直してる。またか。。



今回の旅で二度目の、「飛んでないのに機内食」。笑 どうなってんねん。しかもAsky ホント不味いのよ、エコノミーの食事、これナンデスの?この航空会社、決して安くないのですよ?

 

 

 

今回は飛行トライもせず直ったようですが、動き出したころには夕方になっていました。ホテルに送迎を頼んであるのに、3時間もディレイしちゃったわ。ネットも電話も繋がらなくて、連絡の取りようがない。待っててくれてるかなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アフリカは思った以上に大きくてフライト時間も長い

オススメスーツケース