2011/3に訪ねたトルコの旅を綴ります。
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翌朝、4:30AMに起きてチェックアウト。 7AMの飛行機に乗るため空港へ向かいます。 白みだした空に満月が見えます。
一昨日の時点で今日のアンタルヤは雨と分かっていたので、ホテルの恐ろしく重いPCで天気の良いところを探し、エーゲ海都市イズミルへのフライトを予約しました。アンタルヤはどっちかいうとローマが色濃かったように思いますが、イズミルは地理的にギリシャなのではないか?と想像しています。
この頃、国内線飛行機は安く日本円で4,000円くらい。長距離バスは確か1/3とか1/4の値段でしたけど、十数時間も揺られることを考えたら1時間弱で目的地に着く飛行機は快適です。
8AM、ADBに到着しました。市内中心部へ向かう手段を考えます。ホテルもまだ取っていません。
アンタルヤで泊まったホテルのPCがあまりにも重く、そのうち固まってしまったので、今日のフライトを取った以外はほとんど調べられませんでした。そもそも、トルコに訪問する前の週末に、アンタルヤ以降の旅程をどうしようか考える予定でしたが、金曜日に東日本大震災が起き、停電して土日はほとんどネット繋がらず、週が明けると仕事で大混乱。旅程を考える暇もなかった。
「取りあえず空港バスに乗って市内へ向かおう!」
表示に従い進んでいくと、一台のバスが出て行くのを見ました。
イケメン警備員に声をかけ、空港バスの停留所はどこか聞くと、「ああ、今行ったばかりだ。1時間に一本しかないんだ。」と言われました。
やっぱりあのバスがそうだったか。1時間もバス待ってられない。するとイケメンが「渡って向こう側に駅があるよ!」と教えてくれました。そして、「イズミル市内ならバスでも電車でもなんでも乗れるチケットがある」と言われ、売店の無愛想な姉さんから切符らしきものを買いました。
チケット買ったはいいけど、どこの街に泊まるか考えてない。
この頃、まだWiFiなど普及しておらず、PCを持っていないと、そういったことを調べるのにいちいちホテルのビジネスルームやネットカフェへ行かなくてはならなかったのですよ。たった13年ですが、随分とインフラも変わるものですね。そもそも13年前なんてガラケーですからね私。笑
イズミルの中心となる街は何という名前なのだろうか?IZMIRという駅があるのかと思ったら、そんな駅はない。
取りあえず入って来た電車に乗り、10分くらい乗った頃、とある駅でほとんどの乗客が降りました。
「こりゃきっとCentral Stationだな? 」
↑
ただの想像
と思い、私も電車を降りて改札を出ました。すると、今度は皆、同じ方へ向かって違う電車に乗り継いでいくではありませんか。
あらら。確かにここは大きいビルないし人もまばら。中心地って感じでもない。ってことは、
「ここで乗り継いでみんなCentralへ向かうんだな?」
↑
単なる妄想
「私も着いていこう。」
そして、ビジネスマンらしき人々がパーっと降りたので、私も一緒に降りてみた駅がここ。
うん、まあまあじゃないでしょうか?(何でこんなに行き当たりばったりなんだ?笑)降りたのはBASMANEという駅でした。
かなりのトラフィックで人も多く、
「これはイズミルの中心的な駅に違いない。」
↑
もはやどこでもイイ
と、ここで泊まることにしました。
駅前から放射状に大きな道路が走っており、右側の道をまっすぐ進むと沢山のホテル。
どこにしようかなあ、、と一つ一つホテルの中を窺いながら歩いていると、ガラス越しに見えた、とあるホテルのロビーで出発を待つ日本人らしき身なりの良い老夫婦を発見。
すぐにそのホテルへ入り、「日本人の方ですか?」と聞くと、「いえ、僕たちは韓国人ですが、私は日本語を話せます。」
おお!
「このホテルいかがでしたか?」
「うーん、良くはないけどこの辺りでは一番安いし、駅が近いから滞在には便利ですよ。」
「ただし、ホント狭い。」
イズミルは一泊のつもりにしており、早いとこ荷物を置いて行きたいところがあったので、早速レセプションへ行き空室をゲット。部屋へ入ると、、
狭っ!
これで5,000円?(三ツ星)
アンタルヤは5つ星で部屋も広くて綺麗で静かで地中海が目の前で4,000円だったのに。ま、いいや一泊だし。すぐに荷物を置いて飛び出しました。
昨夜から何も食べてないので、まずは腹ごしらえ。
近くにあったちょっとしたバールに入って頼んだコレが美味しかった。何という料理名なんやろか?
今日はこれから世界遺産のローマ遺跡へ行ってみようと思います。