2011/3に訪ねたトルコの旅を綴っています。

 

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アンタリヤの旧市街カレイチを歩いていると、今度はオープンカフェで働くオジサンに声をかけられました。


 

 


「KOREAN?」
「No, Janpanese.」





 

すると、そのオッサン日本語で、

「こんにちは。」
「フレッシュジュースでも飲んで行きませんか。」

 

 

 

 


 

今、ケバブ食べたばかりでお腹いっぱいだからと断りましたが、日本語を話せるならと、「この辺りは何かスゴイ見所あるの?」と聞いてみました。

 

 

 

 


 

すると目の前にある遺跡を指して、「ここはローマ時代の教会跡でとても有名だよ。」「でも、Antalyaはこんなところがいくつもあって、特に珍しくもないけど。」

roroのTranceWonderな日々

なんだか発言が後ろ向き。笑

 



  


 

なぜ日本語を話せるのか聞いたところ、







「僕は名古屋でカバブの店を15年やっていました。」

「良い(儲かった)ときもあったけど、バブル崩壊で不況になりお店が潰れちゃった。」
「友人を頼って横浜に引越したら仕事はあるけど家賃がとても高くてね。」

「払えなくなって、アンタルヤに戻ってきたんだ。」

「まあ、ちょっとここに座ってください。」






 

道路の縁に誘われて座る。そしてまだまだ続く後ろ向きな話。 


roroのTranceWonderな日々
 

「今年は本当にツイテない。」
「お姉さんが癌になった。」
「親戚が交通事故で入院したり。」







今年って、まだ3ヶ月も経ってないけど。







「僕も何でか分からないけど足が浮腫んで靴が全然入らないの。」

roroのTranceWonderな日々

 

そして見せてくれた右脚は、仰る通りパンパンに腫れて象の足のようになっていた。左脚は普通に細い。







「医者に行っても原因が分からなくてね。」

「薬は飲んでるけどちっとも効かない。」







この浮腫み具合じゃ歩くのもツライのでは?







「でも僕は働かなくてはなりません。」

「今年、子供が生まれたから。」

「私の奥さんは日本人。」

 

 




お。突然の前向きな話!





 

「それは良かったですね!おめでとうございます。」





 

すると、





 

「子供は産まれた時から心臓に穴が開いててね。」





 

え?





 

「ずっと病院にいるんだ。」

「そしたら奥さん、心労で鬱になっちゃって。。」






 

ちょっと待て。この不幸話はどこまで続くんだ。







気の毒ではあるけれど、こっちに感染ってきそうな勢いだよ。笑







何かに憑かれてないか?お祓いしたほうがいいんじゃないの?呪
 






そこで、






 

「人生、良いときもあれば悪いときもありますよね。」

「それだけ続けば、このあとは必ず良くなります。」

「もうコレ以上、悪くなりようがない。」

「これからは良いことばかりですよ!」
 

 





と、遮って励ます。爆 







「良かったらオレンジジュースでも飲んでかない?おごりますよ。」

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フルーツをその場で絞ってくれる屋台から、フレッシュオレンジジュースを持って来てくれました。




 

そしてジュースも飲み終わり、そろそろ街歩きに戻ろうとしたところ、何処かで見たことある人物が。。