2010年の年末年始に訪ねたマレーシアの旅ログです。以前リアルタイムにUPしていたものですが、読み返すとかなり認識の誤りがありました。起こったことはそのままで、明らかな言葉の間違い等を修正しています。
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なんだかんだとバスは出発し、どんどん山を登っていきます。こちらの運転手はタクシーもバスも猛スピードで運転が荒い!平地ならまだ分かるのですが、曲がりくねった山道もお構いなしにびゅんびゅん飛ばします。それがありえないくらいのスピードで、50人近くも乗せたこの大型マイクロバスが、それなりにスピード出してるセダンを登坂車線で抜くんですよ。下りのカーブなんて谷に落ちそうな勢い。
それでなくても行く気を失ってるのに、途中で本当に帰りたくなってきました。でも、流しのタクシーなどおらず、コタキナバルまでのバスが一体いつ来るのかも全く分からず、しょうがなく揺られるしかありませんでした。
しかし!しばらく行くとあるものが見えてまいりました。
おおお!美しいではないですか!
標高4,000メートル越えキナバル山!富士山よりも高いマレーシア随一の山。勇ましいですね。
もう少しで着くのかな?と時計を見ると1時間しか経っていません。しかし、2時間だと思っていた乗車時間が、かっ飛ばしバスのおかげで80分で着きました。
結局、ここで降りたのは私だけ。このバスが「キナバル公園へ行く」と言ってたのは「その前の道を通るから途中下車すれば?」という意味だったのね。爆
熱帯雨林のキナバル公園はトレッキング・コースもありました。
コテージやホテルなどの宿泊施設もあるようで、泊まる人が多いのかな?
手ぶらで散歩する欧米の家族をよく見かけました。
ここで標高1,500メートルくらい。市内とは違い、かなり涼しいです。
国定公園内は、意外にもきちんと整備されており、
トレッキングしやすい。
美味しい空気で深呼吸しながら、しばらく一人で森を歩いているとツアーガイドに遭遇しました。経路標識がこの先はなくなるため、「一緒に行かないか」と誘ってくれ、オーストラリア人夫婦2組とご一緒させていただくことに。
ガイドは草花に大変詳しく、日本では見ない植物について何を質問しても応えてくれます。
いつも思うのですが、地球上の植物の多様さは人間を超越しているよなと。彼ら、自ら動くことができないのに、手を変え品を変え地道に地球に根を張る様がホント逞しい。しかも人間に新鮮な酸素を常時供給してくれ、こんな有り難いことはないですよね。
2時間ほどのトレッキングが終了しました。本当はキナバル登山できれば良かったのですけどね(いえいえ、そんな気は毛頭ありません。爆)。
公園内のショップにはオランウータンのぬいぐるみ。そういえば、コタキナバル好きな医師はジャングルでオランウータンに会うのが楽しみと言ってたよな。私ももし森の人(オランウータン)と会えたら仲良くできる自信ある。爆
お腹が空いたので、国立公園から出てすぐ目の前のレストランへ。そこで、野菜炒めとトムヤムスープ。
見た目はあまりよろしくありませんが、これがまた美味しい。これ二つで160円くらい。ほんとマレーシア、どんなとこでも食事が旨い。そして安い。因みに公園内のレストランは外人価格です。
レストランを出て先ほどバスを降りた辺り反対側車線で待っていたところ、15分ほどで大型バスが通りかかりました。手を上げると停まってくれ、聞くとコタキナバルまで行くというのでそれに乗れました。ラッキーだった。1時間半ほどで、朝出発したイナナムのバスセンタに着き、ローカルバスに乗って市内へ。1.5リンギ(40円くらい)です。
当初はイマイチ行く気がしていなかったですが、行ってよかった。素晴らしい国定公園でした。