2010年の年末年始に訪ねたマレーシアの旅ログです。以前リアルタイムにUPしていたものですが、読み返すとかなり認識の誤りがありました。起こったことはそのままで、明らかな言葉の間違い等を修正しています。
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前日、あまり眠れなかったので今日はよく眠れました。起きてホテルの朝食とり、
昨日、開館時間が過ぎて入れなかったmasjid jamekという駅名にもなっているモスクへ行きました。
マレーシアはイスラム教徒が多いはずながら、コタキナバルでもマラッカでも大きなモスクは見当たりませんでした。このため、今回の旅でモスクへ来たのは初めてです。尚、この頃の私は今ほどモスクに興味があったわけではなく、イスラム教の知識もありませんでした。
今朝はそれほど早い時間ではなかったにもかかわらず、観光客としてこのモスクへ来たのは私が一番。観光客はサインをする必要あり、今日の日付に名前と出身地を分厚いノートに書きました。
で。入ろうとしたら係員の男性に
「頭をスカーフで隠してください。」
と言われました。
スカーフ持ってないので、
「帽子を持ってますが、これでいい?」
と聞くと、
「NO」
と、事務所の裏に連れて行かれました。
すると、
沢山のヒジャブがハンガーに掛かって並んでいました。
「好きなの選んでください。」
様々な種類のスカーフがあり、一つを選ぶとスタッフの男性が巻き方をレクチャーしてくれました。
今となってはイスラム教の国でモスクを訪ねる時のヒジャブは当たり前ですが、この頃はまだそんなことさえ知らなかったよう。「短パンやTシャツだったら、ここには入れなかった」これらの所作を珍しいと思っていたようです。
そして、どうやらこのモスクをみて「ゾワーッ」っときたようです。
人がいないのでシーンとしてるのもあり、一瞬ウルッときたよう。イスラム教の国は、やはり何か共鳴があるのでしょうね。あまりにも感動した感想を当時のこの記事で書いているのですが、なんかね。
浅い。語彙が足りなすぎる!笑
まぁ、このあともっと感動的なモスクを各国で訪ねましたので、この「masjid jamek」でどのような感情を持ったのか忘れてしまいまして言葉が浮かびません。。笑
しかし、モスクに目覚めたのは間違いなくこの旅からなのですよ。
さて、今度は隣駅にあるナショナルモスクへ行くことにしました。
切符(当時)。
ここは「masjid Negara」という15,000人も収容できる巨大モスク。多分、クアラルンプールへ行く観光客のほとんどが行かれるのではないですかね。
ここで、中国人団体客に遭遇。彼らはしゃべらずに居られないのか?何であんなに大きな声で引っ切り無しに話すのでしょうか。観光などしてないもんな。
その場の雰囲気が台無しになるので、なるべく中国人団体客には近寄らないようにしています。
今回も、観光客が2~3人になったころやっと中に入りました。
ここは礼拝堂の中には入れませんが、外から写真を撮るのはOK。傍にいた案内の方が色々とイスラムについて説明してくださいました。この頃、まだイスラムモスクに目覚めていなかったもので、ふんふんと聞きつつ、イマイチ理解してなかったよな。
礼拝の仕方。今となってはお馴染みでも、当時の私には「なんか凄いな」とちょっと引き気味だったかも。
奥の方へ歩いていってみると廟がありました。マカム パラワンといってマレー語で「英雄の霊廟」だそう。
マレーシアの指導者や政治家の霊廟です。
時計もイスラム文字。
目にするものが全て物珍しくて、ついつい長居してしまいました。
その先にはイスラム美術館。
この館内に展示してある作品については、次に訪ねた際の旅記事で詳しく解説したいと思います。
レストランも落ち着いていい感じですね。まだ開いてなかった。
ミュージアムショップ。
ちょいちょい書いてきましたように、ここに来るまで私はあまりイスラム教に興味がなかったのですよね。しかし、この美術館には相当感銘を受けました。
以前は一般的な日本人が感じているのと同様に、「イスラム教」と聞くとどうしても宗教戦争やテロなどが思い浮かびましたが、この辺りからモスクを追いかけてイスラム教の国へ好んで行くようになりました。
尚、多民族国家であるマレーシアは、イスラム教だけでなくヒンドゥ教、仏教、キリスト教など様々な宗教が混在しており、日本のように「概ね神社」な環境が実は珍しいということもここを訪ねて改めて感じたことです。
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