その後、そのお子様は寝てしまいました。
(緊張の糸が、切れてしまったんですね。)
そのお子様のお母さんが、去り際に、
不思議なことを言ったんです。
母親「ありがとうございます…レッドさん。
鈴(りん)のために、こんなにして頂いて…。
やっぱり、″レッド”さんは、
【親切で優しい】じゃないとダメですよね。」
真也(うん?? “じゃないとダメ”って、なんですか?)
気になったので、訊いてみたんです。すると…
『人が変わってしまった』、そうなんです。
ボクは、“しっかりと引き継いだ”つもりですが……。
……
ボクが代わりにした人も、引き継いだそうなんです。
(まあ。体力の限界は、ありますよね。)
その、″引き継いだ人”が、ダメだったそうで…。
先輩は、身体の特徴を聴くと、すっ飛んで行きました。
(話を、ややこしくしないでくださいね!
…って、態勢を整えて、すぐに行きましたが……)
……
行ったら行った、ですね…。居たんです。あの人でした…
薄々は、思ってはいましたが…
レッド「俺様に盾突こうなんて、100年早ぇーんだよ!
下民どもは、這いつくばっていろ!! ハッ!ハッ!ハ―!」
…うん。声で、(すぐに)判りました…。
以前、″酔っていた人”は覚えていますか?
その人だったんです。それも、先輩の″想い人”でした。
やるせない表情をしていたので、腹が立ちました。
なのでボクは、″あること”を始めました……