2023年12月に読んだ本 | ちょいなが雑感

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ほぼ唯一の趣味である読書の感想のまとめだったり、ときどき偉そうに自分の雑感を書いてみたり・・・

12月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1574
ナイス数:32

「将軍」の日本史 (中公新書ラクレ 789)「将軍」の日本史 (中公新書ラクレ 789)感想
本郷先生による将軍論、世襲論に名を借りた「ゆるい」日本論。
いわゆる日本史中世、近世の権力トップは「征夷大将軍」なのだけど、三幕府ごと、さらにはその中でも性格は多岐に渡り、各々の時代の行政の推移もざっくり理解できる。
でもおそらく本郷先生が一番言いたいのは「ゆるい」論なんだろうな
読了日:12月28日 著者:本郷 和人
自民党という絶望 (宝島社新書)自民党という絶望 (宝島社新書)感想
「自民党」と銘打たれているが、実際は現在の日本(の課題)に対して様々な考えがわかるインタビュー集。
亀井静香パートと巻末の浅羽通明特別寄稿が面白かったかな…
思えば中選挙区でかろうじて選挙権があった世代が我々アラカン手前世代だから若い人たちは民主主義の多様性をあまり実感できないのかもしれないな。
読了日:12月28日 著者:石破 茂,鈴木 エイト,白井 聡,古谷 経衡,浜 矩子,野口 悠紀雄,鈴木 宣弘,井上 寿一,亀井 静香
ほんとうの定年後 「小さな仕事」が日本社会を救う (講談社現代新書)ほんとうの定年後 「小さな仕事」が日本社会を救う (講談社現代新書)感想
一部は会社の定年後の過ごし方と年金制度の研修内容と通じるところはあったが、今すぐ取り組むことのヒントがたくさん散りばめられた一冊。
わかっちゃいるが怠惰ゆえかできてないのもこれまた事実だが、来年からは少しずつでも考え方を変えて行動に移していこうかな…
読了日:12月23日 著者:坂本 貴志
55歳からのハローライフ (幻冬舎文庫)55歳からのハローライフ (幻冬舎文庫)感想
読了。
久しぶりの村上龍作品だったが独特の暗さはあれど猛々しさが薄いのがこれまで読んだ作品との違いかな。
自分よりちょい上世代の主人公たちはみな幸せではないけどこれからの自分を考えるのに少しだけ?参考になったかも。
読了日:12月16日 著者:村上 龍
ブルボン朝 フランス王朝史3 (講談社現代新書)ブルボン朝 フランス王朝史3 (講談社現代新書)感想
佐藤先生フランス王朝3部作の最後の巻。
本書にもあるが、ブルボン朝とはフランスがフランスとしてのアイデンティティを確立するのに大きく貢献しそのあだ花となった王朝だったんだなぁ。
設立時期が日本の戦国時代の終わりと重なるのも改めて確認。
読了日:12月04日 著者:佐藤 賢一

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