カメラ:ソニーNEX-5+E30ミリマクロ
中学か高校か、もう覚えていませんが、古文の教科書に井原西鶴の日本永代蔵が出てきました。
金持ちの家に、金持ちになれる秘訣を聞きに行くというストーリーで、
家を訪れたときに、すり鉢をする音が聞こえたことから、皆、もてなしの料理を作っていると考え、
そのメニューを想像してわくわくし、実はそういう「接待のもの」を出さないから、
金持ちになれるという「オチ」の「ケチ」をテーマにしたウィット作品です。
もてなしを想像する一人が「皮鯨の吸い物でせう」と言います。
これが分からなくて、もう、何十年も疑問に思い続けてきました。
(と、言いましても20年程度ですが・・・・・・)
1、すり鉢で何かをすっている(恐らく味噌かと思われる)
2、でも、味噌で吸い物???(すっているのは味噌ではないのか??)
3、しかも、寒い冬なので皆「温まる」メニューを考えていて「吸い物」???
4、皮鯨は「脂」がたっぷり。確かに「こってり」はしますが「温まる吸い物」とは????
・・・・・・・条件を満たすレシピなどありえません・・・・・・
しかし「吸い物」を、現代レシピの具がちょっぴり入っているストイックなものから、
「スープ」というカテゴリーに置き換えたら?
かなり、類推できる範囲が広がります。
つまり
●皮鯨の脂肪の旨みを活かした具沢山の味噌汁
が、井原西鶴の日本永代蔵に出てくる「皮鯨の吸物」になるのではないでしょうか?
そう思い、再び調べてみますと、青森から北海道にかけて「鯨汁」というメニューがあり、
これはわたしの結論にかなり近いものでした。
端的に言いますと「豚汁の『豚』が『皮鯨』に替えて作ったもの」です。
なるほど!
これなら、条件に叶います!!!
実は、逆に「鯨汁」が、江戸期を通じて食べられてきて、
明治以降、牛や豚が解禁されて、それが鯨から置き換えられて、
「豚汁」や「芋煮」になったのではと、「永代蔵」から類推した次第です。
うちの味噌は、大豆多め&麦麹入り&もう5年ものなので「醤油」のように黒いです・・・・・
味噌汁のように見えなくて、すいませんm(_ _)m
作例は、タマネギとジャガイモを入れましたが、当時は多分、長ネギとサトイモでしょうか・・・・
日本人のソウルフード「鍋」に必需品の「白菜」も、江戸期はありませんでしたからねえ~
ああ~あったまった~(*´∇`*)



