こんにちはけーすけです。
今回はピアジオ ciao(チャオ)の駆動ベルトの交換です。
こいつを組み直していい感じで走っていたのはちょっとだけで、坂道で明らかにベルトが滑っているような感じになっていました。
もともとのは納車時から交換したことが無いベルトです。
走行距離は少なかったですが、経年劣化で明らかに朽ちている感じでベルトカバーの中がベルトの粉だらけ状態でした。
そこで、まずベルトを入手することにしましたが、ヤフオクでは常に出品されているので、入手が困難ってことはないんです。
ただ相場が2,000円前後＋送料なのよ。
別に高すぎるってことはないのだけど、入手が不安なのは嫌なので、ネットで調べると国産のファンベルトが代用できるんだって。
そこでこれを買いました。
やっすー!!! 専用品と言われているモノの半額以下です。もちろん送料無料。
まあっこんなベルトなんてチャオのために製造しているわけではなくて、イタリア車のファンベルトの流用なんだろうけどね。
イタリア製か日本製かといわれたら、日本製を選ぶわ。
純正のはギサギサが無いタイプ。買ったのはギザギサありタイプ。
ヤフオクでチェオ用って売っているのもギサギサありタイプやから問題なかろ〜。
まずはインパクトでリアプーリーを外す。
手動でも行けるみたいやけど、コツいるみたいなので、これでいくわ。
外れた。
次はフロントの遠心クラッチを外す。
ついでに清掃もしておく。
ボルトが二箇所
反対側も二箇所のボルトを緩める。
チェーンとマフラーも事前に外しておくほうが作業性が良い。
タイヤを外したら
こういう薄手のレンチを使ってスプロケットを外す。
自転車用の工具が必要みたいな箇所で僕自身もこのためにわざわざ薄手のレンチ買ったのさ。
スプロケットが外せるとやっとリアのドラムブレーキ内にアクセスできる。
脂分が入っていてドラムブレーキ内ベトベトやったわ。
しっかりとドラムブレーキ内とシューもパーツクリーナーで掃除。
ドラムブレーキのシューがついている部分と一体となったギア
分解すると自転車モードとバイクモードを切り替える機構が見える。
単純にギアーを押して噛み合わせたり、離すだけの機構であり、ミッションでもなくギアが一枚だけ。
とてもシンプルな構造だ。
自転車モードとバイクモードを切り替えるプッシュロッドといえるパーツをきれいに磨いておいた。
ここの動きが渋くなっているので、グリスを塗って入れておく。
多少はモード切替がスムーズになった模様。
しっかりと組み直して
正立させたままでギアオイルを注射器(百均)で注入
穴からあふれるまで入れる。
新品のベルトを組み込むのは多少のコツが必要だったが、無事にピシっとはれた。
ちなみにベルトの張り調整はエンジンを前後させることで張りを出すのだ。
リアタイヤはフレームに固定をされているので、通常のバイクとは考え方が違うのだね。
そして、試乗の結果は坂道で回転数だけ上がりながらベルトが滑って全く加速しないというのがなくなった。
ベルトを交換したとて、最高速が上がるわけでも無いので、依然として45kmくらいでたらバンザイくらいしか加速しない。
ただ、坂道で遅いながらも登っていけるようになった。
以前は本当に止まってしまって、ペダルアシストしないと行けなかったが、ノロノロの亀さんのように上りはするって感じになった。
まあっ劣化したベルトを交換したので当然のような結果ではあるけど、コスパ的には大満足って感じ。
正直、こうやって調子良くなってくると通勤用で使いたいな....という妄想も出てくるけど、神戸では坂が多く通勤も行きは良いが、帰りは坂って感じなので、60kmくらいがサクっと出ないと使えねーなという結論。
今はスズキのビジネスバイク ツーストのK90で元気に通勤している。
こいつだと基本的に市街地の走行で困ることはないけど、チャオで置き換えるのは難しいな。
そもそも、チャオが60kmも出たらブレーキが貧弱過ぎて危ないなんてもんでないって話だけどな。
ということで今日はこの辺で!!