”その3 ”Piaggio ciao / ピアジオチャオ 10年以上の不動車再生計画”” | バイク馬鹿 ロックベーシスト 西本圭介

バイク馬鹿 ロックベーシスト 西本圭介

テクニカルベーシストとしてベース・マガジンでも紹介 / ディープ・パープルのグレン・ヒューズ達と共にヨーロッパ11カ国を周り、また巨匠ビリー・シーンと共にKoRnのドラマー[レイ・ルジアー]のリズム隊として登場。

 

前回はタンク内から大量のサビが砂と石のように出てきたことまで書きました。

 

今回はその続きです。

 

まずタンク内を見てください。

引き取り直後はこのガソリンキャップが付いている入口のところに大量のサビがありました。

 

これが引き取り直後↓

 

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これを中性洗剤で洗浄して↓

 

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結果は大量のサビが出てきたのですが、覗き込むと、ガソリンに浸かっていた部分はコーティングが残っていて、空気に触れていた上部にサビが集中しています。

 

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特に、この口の部分は完全に朽ち果ててなくなっています。

ここは後日リューターで切り取る予定です。

 

先にやらなかった理由は錆取り剤でどこまで溶けるかというのを見たかったからです。

その効果により、内部の鉄の厚みがどこまで薄くなるかもイメージしやすくなると思います。

 

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今回は百均で買ってきた鎖を入れて中性洗剤でジャブジャブすることにします。

もっと小さい、ボルトやナットとかで良かったけど、取り出すのが面倒なので、これでやりました。

 

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百均で買ってきた中性洗剤を惜しげもなく投入して鎖を入れて振り回しました。

 

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マジで灼熱の中でフレームを振り回すのは地獄のようなキツさです。

 

通行人がみたら、ただのアホだと思ったことでしょう。

 

 

昨日で随分とサビは出てきたと思っていたけど、まだまだ出てきます。

 

 

何回もこれを繰り返して、砂のようなサビは出てこなくなり、透明な水が排出されるようになりました。

 

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次にタンク内に錆取り剤を投入します。

 

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防錆効果もあるらしい、モノタロウブランド品。

 

10倍に薄めることにして必要量を投入。

 

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お湯と水を入れて50度くらい(適当)にして満タンに。

 

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この口のあたりが鬼門なので、しっかりと漬けておきます。

 

これで12時間くらい放置予定です。

24時間くらい放置という話もありますが、あまり長すぎるとピンホールが開くという説もあるので、短めにしたいと思います。

 

あまった錆取り剤は錆びたパーツに塗ってみます。

 

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さて、明日どうなっているか。

正直ここは紙やすりで削り落とす方が早いし、どうせペイントするか、このステーは使わないので、どーでもいいのですが、錆取り効果のテストです。

 

 

次回は錆取り効果を見た上で、この錆取り剤の防錆処理をしたあとに、口の部分の朽ちている部分をリューターでカット。

中に紐付きの磁石を投入して更にサビの残りを回収予定。

 

次にコーティングを施します。

説明書にはピンホールを埋められるって書いているので、それを信じてコーティング。

 

それが終わったら、タンク表面のブリスター(凸凹)になっている箇所の塗装を剥いで、耐油性のパテか半田で穴を埋めたいと思っている。

タンク半分は塗装がなくなるけど、仕方ないよな。

 

ということで次回をお楽しみに!!