「あること」というのは、自分と所縁のあるミュージシャン同士の長年の確執が雪解けしたニュースを見てからなのだ。
僕はどちらかというとイケイケの性格なので、思い出の品を取っておくタイプでもなく、新しい物を買ったときは、何か一つ古い物を売るというように、物や思い出には全く執着しない。
そんな性格やから、昔の自分の映像なども全く気にせずに放置していた次第。
それが冒頭のニュースを見たことで、「過去があっての今。過去をリスペクトしなければならない」と思うようになった。
また、もしも明日死んだら、子供達は僕の軌跡を何で知るのだろう。
そういうことを思うと、自分の歴史はちゃんと保存しておかなくてはならないと思うようになった。
そこでまず始めようと思ったのがVHSビデオテープのデジタル化。
最近コンピュータショップとかに行くと「VHSビデオテープをデジタル化しましょう!!」という広告が良く放送されている。
恐らく多くの人がVHSという遺産をどうしようかと考えている証拠だね。
思い立って自分のVHSライブ映像をチェックすると、想像どうりにテープが伸びたような現象やノイズが入ったり、映像が乱れたりで、明らかに劣化しているのが分かった。ヤバい.....(-"-;A
そこでハードウェア MPEG-2エンコーダ搭載ビデオキャプチャBOX【GV-MDVD3】を買ったのだ。
昔にビデオキャプチャを買ったときの少ない知識で安いビデオキャプチャはソフトウェアに依存するので、コンピュータに負荷が掛かるとコマ落ちしたりするらしい。
ちょっと高くてもハードウェアエンコーダにすることにした。
そこそこの値段だけど、僕が使いまくっていた4~5年前に比べれば1/3くらいの相場になっていると思ったよ。
そして実際にビデオの取り込みをスタートしたのだけど、これが快適。さほど知識も必要なし。
出来あがりは実際のVHSのクオリティ以上にはどうやってもならないけど、それでもテープの劣化を気にする必要がなく安心して視聴できるようになった。
そしてテレビ画面できつい画質もコンピュータでユーチューブサイズにすれば、意外と見れる!
懐かしい~1995年のクリスタルクリアーのライブじゃ。
現CONCERTO MOON の島くんと長田くん。僕とボーカルの倉知くん。
それこそ15年ほど見ていなかった映像だったので、自分であって自分でないのだ。
当然曲は忘れているし、どこでやったライブかもわからない。
当時の記憶は殆どないのだ(笑)
そのバンド時のレコーディングのメイキング映像。
どうやら、お客さんに対して何かの特典で配布したらしいビデオ。
この映像の記憶はゼロだったので、ある意味でビビった。
俺が若すぎる。そしてプレイも若すぎる。今なら絶対にこんなベースプレイはせんっ!
でもこの手の様式美系で録音のメイキングを出せるというのは当時はかなり自信があった証拠。
CONCERTO MOONの島くんと長田くんが今でも現役でトップを走っている理由はここにある。
やっぱ過去があっての自分なのだね。
そんな思いを持ちながら、クリスタルクリアーやケリーサイモンとの初期のライブ。
デビットリーロスバンド加入前のトシ・ヒケタ、星山哲也(ケリーサイモン)とやっていたバンドの映像を取り込んで楽しんだ。
未来を見て活動することも大切やけど、1995年の当時にまだ若くてこういう音楽を体感していなかった子達に過去を届けるということも大切なのかもしれない。
ライブと違ってソフトというのは、必ずしも新しい物を創造し続ける必要が無い部分もある。
CDは膨大な数の過去の遺産があり、今後すべてのアーティストが新譜を一切発売しなかったとしても過去のアーカイブで一生楽しめるコンテンツは世の中にある。
過去のアーカイブを大切にするということは今後はかなり大事だと思うね。エコという点でも(笑)
音楽はデジタル業界と違って、40年前の音楽がまだまだ新鮮に新しく聞こえる。
逆に最近の音楽はわざと古臭い音にシミュレーションしよるくらいだからね。
僕自身も音楽というフィールドで次の何かを見つける旅をしているが、その必要なステップとして過去の遺産をリスペクトしようと思う。
カッコつけすぎかもしれんけど、そんな気持ちで映像を整理しようと思うよ。
VHSが終わったらDVテープ。
テープが生きていてもDV用ビデオカメラが壊れているので、取り込むためにハードを中古で探してくるか....。
デジタルにしたら、今度はバックアップのことを考えないと.......。
遺産を残しておくのは簡単ではないですな。
今日はこの辺で。