リスクマネージメント | バイク馬鹿 ロックベーシスト 西本圭介

バイク馬鹿 ロックベーシスト 西本圭介

テクニカルベーシストとしてベース・マガジンでも紹介 / ディープ・パープルのグレン・ヒューズ達と共にヨーロッパ11カ国を周り、また巨匠ビリー・シーンと共にKoRnのドラマー[レイ・ルジアー]のリズム隊として登場。

ネットでは毎日のように色々な情報が飛び交っている。
反対にテレビでは震災発生から一週間の報道の嵐が嘘だったかのように、レギュラー番組が復帰して一見普通の生活が戻ったように錯覚してしまう。

テレビの良いところは膨大な情報を精査して分かりやすく届けてくれることなのだが、“正しい情報”や“真実”が伝わっているのかは疑問が残るところだ。

少なくとも民放にはスポンサーがいるわけだから、購買意欲をそぐ様な特番ばかりを組まれてはスポンサーが付かないし、そうなると自分達のお給料がヤバイということになる。
またテレビ関係が原発を思いっくそ叩けない理由はココにある。クリック

それだけの理由かは分からないが、この急激なテレビ番組の復活には異様な違和感を覚える。

個人的には悪戯に不安を煽ったり、自分自身が不安になる情報を入れたくはないのだが、決してテレビの状況に比例して状況が上向いているわけではないということは意識しておく必要があると思う。

~の基準値だから安心という数値自体も誰かの都合によって作られてるもの。
http://funnycustom.blogspot.com/2011/03/blog-post_23.html
ここに書かれていることがすべて正しいかは分からないが、まあ数値などは、どうにも都合よく作られるということだね。

この映像も興味深い。
この方の言っていることが100%真実であるかは分からないけど、あながち嘘ではないだろうと思う。
原発関連の組織に限らず、世の中の会社組織は往々にしてこのようなものだから。



少なくとも、個人的に色々な情報を精査した結果、広報的には“原発は安全です”といっているが、実際には利潤追求のために、考えうるすべてのリスクを想定した“投資”はまず行われていないだろうと思う。

そして安全はすべて妥協の上で作られているということ。
恐らく普通に考えれば普段は原発よりもバイクや車のほうが危険な存在だ。
しかし車に絶対という安全を求めていった結果が“売れる車”なのかということ。
価格が上がれば、売れないから多少は安全を犠牲にしても商品を作る。
原発も同じ事だと思う。そもそも絶対的な安全などないのだから、映像でも語られているように人が大切なんだよな。

皆さんの会社を想像して?
リスクマネジメントというのは、ある意味でその時には無駄と思えるような事までに予算を割いて投資(準備)しておくことだよ。
それをやっている会社が世の中にどれだけある?
東電もご多分に漏れず、そうだったのだろうと安易に想像できる。

まあ、僕がここで書きなぐったところでどうなるわけでもないのだし、最悪の事態を気にしながら一生を過ごすわけにもいかない。
まさか国外へ移住なども出来ないし、この広島に根を下ろしてがんばる以外にはないのだけどね。

ただ、その中でも個人的には災害や原発事故のようなことよりも、身近な部分で経済的に低迷することのほうがもっと怖いのだ。

今、自分は別に危機的な状態ではないのだけど、今後はより組織に依存せず、自分個人としての経済的生産能力というのを身につけなければならないと思っている。
もっと分かりやすくいうと、サバイバル能力というのかな。
これは草やヘビを食って生きていくっていう意味のサバイバルではないで。

本当に経済活動が破綻するような時代になったときに生き残れるのは、会社の看板背負わないと何も出来ん薄っぺらい人間ではなく、自らが生産能力のある人間だと思う。

志高く、アイデアが豊富で好奇心があって、そして他人に優しく、いつも笑顔で正しい行いの出来る人間。

ゼニでは無く心でつながれる大きな人間関係。

本当に大切だ。

僕はそう信じている。