ハイテク・ベーシストを目指すための思考回路について =その5= | バイク馬鹿 ロックベーシスト 西本圭介

バイク馬鹿 ロックベーシスト 西本圭介

テクニカルベーシストとしてベース・マガジンでも紹介 / ディープ・パープルのグレン・ヒューズ達と共にヨーロッパ11カ国を周り、また巨匠ビリー・シーンと共にKoRnのドラマー[レイ・ルジアー]のリズム隊として登場。

今回はベーシストとしてプロを目指すってことについて書こうと思う。

楽器を演奏する=プロにならなければならないってことではないんだけど、楽器の世界は特殊であり、趣味とプロの棲み分けが精神的に非常に難しい世界だ。
例えば、僕の大好きなハーレーダビットソンというバイクで例えれば、某バイ●ズ誌ってのは趣味本としては一、二位を争うほど売れいている雑誌だそうな。
これはベースマガジンよりも遙かに売れているってことになる。
しかしながら、ハーレー雑誌を読む顧客の大半がバイク屋になってプロになろうって思っているかというと全く違うと思う。大半は趣味でバイクに乗る人が読んでいるはず。
これに比べて楽器の世界は特殊であり、楽器弾くことの延長線上にプロっていう言葉は付きまとっているように感じる。楽器がかなり上手に弾ければプロになることってのが確かに近い世界だということは言えなくもないから。
これは音楽雑誌の特殊な構造にも問題があるのだと思う。
例えば、バイク雑誌の大半は素人さん(製作しているのは大抵はプロショップだけど)のバイクの投稿や取材で成り立っている。
逆に音楽雑誌で趣味の素人さんを取り上げるような雑誌があるかというと皆無に等しい。用は音楽雑誌業界自体が趣味をサポートするという思考ではないのではないかと感じてしまう。
用はプロを目指していないと認められないというか、趣味を評価してくれる場所というのが公には無い(少ない)と感じる。



音楽雑誌、特にベースマガジンなどはプロ方の宣伝用の雑誌なのか、趣味のベーシスト・ライフをサポートしようとしている雑誌なのか非常に曖昧。

機材について色々と記事があっても、正直なところ趣味の人にそこまで必要ないのではというような話題も多いような気がする。
用は楽器や機材を買わせようという策略が露骨過ぎて興ざめしてしまう。趣味だからこそ、金に糸目を付けずに良い機材を持てるということもあるので、完全否定するつもりはないし、機材に拘るのは非常に良いことなので、そういう記事を書くならば素人さん(趣味人)の楽器や機材自慢を紹介するコーナーを雑誌で作るとかしたらどうなのかな。

結論として音楽の本来の姿は演奏をしてお客様に良い音楽を提供することで、それがビジネスになるか、ならないかがプロとアマの違いで正直なところそれ以外に精神的部分で大きな差異はないと思う。

僕はプロになるべきかどうかというのは結果論であり、多くの方から「どうやったらプロになれるのですか?」というような質問をもらうけど、答えはプロに成るために音楽をやるのなら、そもそも動機が不純です。と言うようにしている。

お客様からの需要が多くなれば、必然的にビジネス化しなければ成らなくなるし、それがプロへの第一歩だから。

だからプロになるかどうかでは無く、純粋に音楽を楽しめばよいだけと思うよ。

それに対して業界は趣味をサポートする体勢は作って欲しいという願いがある。
他力本願では無く、自分自身もここで無料でこういうコーナーを作っているのもそういう意味からなんだ。

たくさんの地方で地味ながらも素晴らしい音楽をクリエイトしている人はたくさんいると思うし、それを雑誌などがバックアップする環境があれば、趣味であっても質が高く業界の水準も上げることが出来るし、楽器マーケットの拡大にも繋がると思うんだけどね。

支離滅裂な文章になったけど、楽器業界の発展の為にも趣味のマーケットとしてのサポート体勢ってのをしっかりと作らないとイカンと思うよ。