☆本日の読書_013☆
【時生】主人公の嫁の家系からの特殊な遺伝によって、1人息子が子供のにも関わらず亡くなってしまう。そんな場面から話は始まるが、そこから、話は主人公の青年時代の話になる。仕事は長く続かず、いつか成功するんだと意気込むが、空回り、当時付き合っていた彼女から金を借りる生活をしていた。そこに、未来から来た主人公の息子と名乗る「時生」が現れる。主人公は息子などとは信じなかったが、いつも近くにいる時生と、いろいろと生活をしていく。主人公の生き方に嫌気がさした彼女は、とうとう置き手紙だけを置いて去ってしまうが、、、彼女が事件に巻き込まれることをしる。自分の生い立ちを辿りながら、自分の息子と名乗る時生と、彼女を助けに旅をするが、様々な事件に巻き込まれ自分を見つめ直すこととなる。SFの要素と、人間の生き方に関して考えさせる要素が入り混じり、フワッとした感覚におちいる物語だった。