『今泣いたカラスがもう笑った』

私が子どもの頃、よく両親に言われました。
そして、私は言われるのがとっても嫌でした。


何故かというと…

ころころ気分が変わることを
悪いことだと言われているように
感じたからです。



さっきまでご機嫌だったのに、
いきなり機嫌が悪くなって、
文句を言われるのならわかる。


でも、
泣いてたところを
ご機嫌になって怒られるって、
すごく嫌。

ご機嫌になっちゃいけないみたい。



そこで、
私は、娘が生まれてから、
この逆をやっています。

それこそ、意地になってるという勢いで(笑)


不機嫌だったのに、
ころっとご機嫌になったら、

『切り替えが上手だね❤』
『ご機嫌になって、ママはうれしいよ』

と伝える。


根拠はないけど、
そうしないと気持ちが悪くて。



これ、心理学やコミュニケーションを学んで
スッキリしました。


ご機嫌 = 怒られる
という図式が気持ち悪かった。


本来、

いいことをした=誉められる
悪いことをした=怒られる
というフレームに合っていない。

だから、気持ちが悪い。



でもね、

実は、うちの親も
一言も「悪い」なんて
言ってないんです。

もちろん、
「泣いた後にすぐ笑っちゃいけません」
とも言ってないです。


大切なのは、

それでも、子どもである私は、
『悪いことであるように感じた』ということ。


なぜか?
答えは簡単。


言外に

呆れるような、
イラッとしたような、

口調なり雰囲気があったんでしょう。


少なくても、

『泣いたカラスが笑ったねドキドキよかった』

というトーンじゃなかった。



学んだ法則はふたつ。

●メラビアンの法則

人は、
非言語と言語が異なることを伝えている場合、
非言語を優先して受けとる傾向がある。


●行動の強化と弱化

行動が望ましい結果と結び付くと、
その行動を繰り返す可能性があがる。

行動が望ましくない結果と結び付くと、
その行動を繰り返す可能性は下がる。



両親は、
望む望まないに関わらず、

ころころ気分が変わることは良くない
と伝えている


そして、
いきなりご機嫌モードになる私を
自分の心のトーンに同調させられるように、
制御していたんですね。


親を責めるつもりも、恨むつもりもないです。


自分のイライラを意識して
制御しないと、
こんな怖いことになるんだ、

という認識をするための
分かりやすい事例だなと思って、
シェアします。



良いことができたときに、
全身で誉められているか??

言葉では言ってなくても、
悪いニュアンスが出てしまってないか??



逆に


良くないことをしてるのに、
しょうがないわね、と
愛情表現に取れることをしてしまってないか?


子育て、学べば学ぶほど、
なかなかハードル高いです爆笑


だから、私は普段
ひとつだけ、決め事をしています。



どんなにイラッとする出来事があった直後でも、
良いことができたら、
ちゃんと心から誉める。

そのために、
イライラのボリュームは
制御不能になるまで上がらないようにする。


うまくできなくても、
ちょっと意識するだけで、
子どもに伝わるものは違うみたいですよニコニコ