無垢なる少女か、性酷薄なる魔女か━━━

 

 

 

本作は「ロンメルーゲームズ」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『デッドラインヒーローズRPG』の二次創作です。
(C)Takashi Osada / Rommel Games
(C)KADOKAWA

 

少女の素顔

概要

「少女の素顔」は、プレイヤー3人用のシナリオです。想定されるプレイ時間は、キャラクター作成を除いて3〜4時間程度になります。

 

シナリオ・サーキット

 フェイズ 

イベント

概要
導入  サルベージ  殺人事件を追う
導入  少女  美代子と出会う
導入  陽動部隊  陽動に引っかかる
展開  追跡  闇に隠れた陰謀を追う
決戦  開かれる"門"   邪悪な企みを阻止する
余韻  少女の結末  戦いの決着と、少女の運命 

 

エントリー

番号

 詳細

PC1  キミは太平洋の洋上で起きた殺人事件の容疑者を追いつめた。しかし容疑者は怯えた様子で「アレに手を出すべきじゃ無かった」とだけ言い残し、心臓麻痺で命を落とすのだった。
PC2  キミは財界VIPに名を連ねる資産家だ。VIPだけが参加できる豪華客船ツアーに招待されたキミは、そこで不思議な雰囲気を持つ、美代子という少女に出会う。
PC3  銀行強盗の鎮圧にキミは出動した。強盗はファクトの最強部隊ホット・ステンチである。キミの活躍でホット・ステンチは鎮圧されるが、彼らのリーダーは不敵に嗤う。自分達はヒーローを引きつけておくための陽動部隊なのだと。

 

事前公開情報

リトライ  :2 □□

クエリー  :3 □□□

チャレンジ :2 □□

初期グリット:3 ■■■□□□□□□

PC人数    :3

推奨成長点 :0〜20点

 

○あらすじ

 太平洋の海底に沈む古代神殿。そこで「何か」を見つけてしまったその男は、他のダイバーたちを殺して「何か」を持ち去った。事件は男の不可解な死によって唐突に終わりを告げるが、「何か」は取引の果てに闇に消えた。古代神殿に眠っていた「何か」が、現代に甦り災いをもたらそうとしている。ヒーローたちはこの大いなる災いを食い止められるか?

 

※※※

導入フェイズ

イベント1[サルベージ]

・登場キャラクター:PC1

・場所:太平洋、某諸島共和国

 

▶︎状況1

 城北大学の考古学研究室に所属する、冬木教授率いる調査チームが、太平洋の海底に沈む古代神殿遺跡の調査に旅立った。だが帰国予定日を大幅に過ぎても未だ帰らず、それどころか行方が分からなくなってしまう。

 日本政府から要請を受けたG6は、教授たちの船が出発した某諸島共和国にPC1を派遣する。PC1は懸命な捜査活動の結果、遺跡からやや離れた無人島で座礁した冬木教授らのサルベージ船と彼らの遺体を発見する。

 

▶︎解説1

 PC1はエントリーの性質上、刑事や探偵のような捜査スキルに優れているか、そうした活動をメインとするヒーローであることが望ましい。

 

▶︎状況2

 調査隊の死は、何者かによる暴行を受けてのものだった。つまり彼らは、洋上での調査活動中、何者かによって皆殺しにされたのである。

 凶器に付着していた指紋は、遺体の確認されなかった唯一の調査員のものだった。PC1は公安警察の協力を得つつ、某諸島共和国に潜伏していた容疑者を確保する。しかし彼は錯乱しており「アレに手を出すべきじゃなかった」「あの遺跡は呪われている」など不明瞭な言葉をつぶやき、直後心臓麻痺で命を落とす。彼の言う「アレ」についてはどこをどう探しても見つかる事はなかったが、それらしき代物を闇市に売り払っていたことが分かる。しかしその後、その品物はさらに別の客に買い付けられ、海を渡ってしまっていた。

 

▶︎解説2

 PC1が、もし霊感に優れていたり、魔術に造詣の深いヒーローであるなら、容疑者の遺体から邪悪な闇の力を感じ取ることができるだろう。そうでないなら、どんな手を尽くしても彼の死因を特定することはできない。

 このイベントの最後に、PC1は事件の真相を追うため、突然死した調査員の言っていた「アレ」を追いかけることになる。

 

▶︎エンドチェック

①捜査スキルを駆使して容疑者を追い詰めた。

②容疑者の突然死を目撃した。

③人から人へ渡り歩く「アレ」の追跡を開始した。

 

 

イベント2[少女]

・登場キャラクター:PC2

・場所:東京湾、豪華客船

 

▶︎状況

 太平洋での謎の殺人事件から一ヶ月後、PC2は豪華客船ツアーに招待された。PC2はヒーローでありながらにして富豪である。周囲のセレブたちとの付き合いに疲れたPC2は、甲板に出た。するとそこには透き通るような美しい声で歌を歌う、不思議な女性がいた。

「お母さんにおしえてもらったの。もうお母さんはいないけれど、このうたをうたえば、いつでもそばにいてくれるの」

「あなたフシギなかんじがするね。ほかの人とちょっとちがう」

「わたしは真嶺美代子。あなたは?」

 美代子と名乗る彼女とPC2は、しばし世俗を忘れて時間を過ごす。だがその時、船室の方から爆音がこだまする。PC2は事態を確かめに向かう。

 

▶︎解説

 真嶺美代子は十代後半〜二十代の女性である。しかしあどけない口調や仕草は年はもいかぬ少女を連想させるものであり、PC2とのコミュニケーションも、幼さを感じさせる言葉選びでのやりとりとなる。以下はその一例である。

 

「歌が上手だね」  → モジモジして照れる。

「パーティは退屈?」→ 「……つまんない」

「そろそろ戻ろう」 → 「やだ。ここにいたい」

「一緒に遊ぼう」  → 「いいよ! なにしてあそぶ?」

 

▶︎エンドチェック

①美代子と出会う。

②美代子とコミュニケーションをとる。

③PC2が事態の確認に向かう。

 

 

イベント3[陽動部隊]

・登場キャラクター:PC3

・場所:横浜中華街

 

▶︎状況1

 横浜中華街……今この街は戦場と化している。世界最大のヴィラン組織【フォーセイン・ファクトリー】の最強部隊【ホット・ステンチ】が銀行強盗を実行。無数の超人種ヴィランに警官隊はなすすべなく蹴散らされている。

 PC3はヒーローとして、この事態を収集しなくてはならない。渋谷の繁華街を舞台に、PC3と【ホット・ステンチ】の激闘が始まった。

 

▶︎解説1

【ホット・ステンチ】は強力なヴィラン集団だが、PC3の敵ではない。どうやって彼らを鎮圧するか、PC3はカッコよく演出すること。

 

▶︎状況2

 戦闘がPC3の勝利に終わり、多くのヴィランが死亡ないしは捕縛される中、指揮官と思しき超人種がPC3に勝ち誇る。

「勝ったつもりだろうが、生憎だったな。これだけ多くの市民が巻き込まれた時点でお前の敗北だよ。我ら超人種の力の前にオールデイズの虫けらどもはなす術もないということがまた一つ証明されただけのことだ」

「それに、我らホット・ステンチの本命は既に動いている。我々は貴様を引きつける陽動にすぎない」

 その瞬間、街頭モニターに、東京湾をクルーズ中の豪華客船がコールドテイル率いるホット・ステンチ本隊の襲撃を受けている様子の中継映像が映し出される。

 

▶︎解説2

 このリーダーは、コールドテイルに次ぐ【ホット・ステンチ】のナンバーツーである。ひょっとすると、コールドテイルが改造人間になる前からの付き合いかもしれない。

 このイベントの最後、PC3は東京湾の豪華客船に向かうことになる。

 

▶︎エンドチェック

①PC3が【ホット・ステンチ】の陽動部隊を鎮圧する。

②横浜から東京湾の豪華客船へ急行する。

 

※※※

 

展開フェイズ

イベント4[卑劣漢コールドテイル]

・登場キャラクター:PC2、PC3(PC1は任意参加)

・場所:東京湾、豪華客船

 

▶︎状況1

 客船を制圧する、コールドテイルら【ホット・ステンチ】本隊。バズーカ砲で乗客を威圧し、ダンスホールにセレブ達を集めて跪かせている。

 コールドテイルは何かを探し回っている様子で、跪かせたセレブたちへ「真嶺定信を出せ! 奴がこの船で取引したことは分かっている! 奴はどこだ!」と次々に尋問してまわっている。

 たまたま甲板に出ていたPC2は、幸いにもまだ捕まらずにこの状況を観察できているが、うかつに飛び出せば人質になっているセレブ達に被害が及ぶ可能性がある。

 PC2は突入するか、様子見に徹するか、二択を迫られる。

 

▶︎解説1

 PC2のクエリーイベントである。選択によって▶︎状況2の内容が若干変化するが、ゲーム的に大きな意味はない。キャラクター表現の一環として、一番自然な選択をくだすこと。

 

▶︎状況2

 PC2の突入が行われた場合、コールドテイルは真嶺定信の捜索を打ち切り、戦闘を開始する。そして混乱の最中、横浜から駆けつけたPC3も合流し、【ホット・ステンチ】は追い詰められていく。

 ところがコールドテイルは、探し人である真嶺定信の拉致を諦め、代わりに彼の娘である真嶺美代子を拉致する。

「畜生、陽動部隊は何やってやがったんだ!」

「こうなったら計画変更だ。確か奴には娘がいたな!」

【ホット・ステンチ】との戦闘で手が離せないヒーロー達は、コールドテイルによる美代子拉致を阻止できず、豪華客船からの脱出を許してしまう。

 美代子はPC2の目の前でコールドテイルに連れ去られる。美代子は一瞬、何かを躊躇するような表情を浮かべると、その後ニッコリ笑って「きっと、たすけてね」とだけ呟く。

 

 なお、PC2が様子見に徹した場合でも、PC3の登場により客船は混乱状態になり、同じ結末を迎える。

 

▶︎解説2

 PC1が参加を希望する場合、「アレ」の行方を辿った結果、この豪華客船に乗り込んだ古物商が手に入れたという情報を掴み、乗り込んでいたことにすること。なおPC1の登場があってもこのイベントで美代子が拉致されることは変わらない。

 なおコールドテイルは、来たときと同じくファクト製の小型高速潜水艦で逃走する。

 あらかじめ先に美代子が拉致される結末を伝えた上で、ヒーロー達がどう動くのか演出してもらうとスムーズである。

 

▶︎エンドチェック

①コールドテイルが「真嶺定信」を探している様子を目撃する。

②突入か様子見かを選択する。

③PC3が現場に現れ、コールドテイルが撤退を決める。

④美代子がコールドテイルに拉致される。

⑤グリットを1点得る。

 

 

イベント5[脅迫状]

・登場キャラクター:全員

・場所:東京都港区、真嶺邸

 

▶︎状況1

 豪華客船襲撃事件の翌日、ネット上に動画がアップされた。投稿者はコールドテイルだ。「真嶺美代子の命を助けて欲しくば、貴様が客船内で取引した例の品を差し出せ」という、真嶺定信に宛てた内容である。

 もしまだ合流していなければ、PC1が自分が追いかけている「アレ」がコールドテイルの要求するそれと同じであると考え、PC2、PC3に合流する。

 そして合流したヒーロー達は、美代子救出のためにも、まずは定信に接触することにした。

 

▶︎解説1

 PC達の合流イベントである。合流に消極的なPCがいた場合は、G6の指令があったということにして合流させるのもいい。GMはPCの個性に応じて臨機応変に対処すること。

 

▶︎状況2

 PC達が港区にある邸宅を尋ねると、真嶺は快く迎え入れる。ロッカーの中に閉じ籠ってコールドテイル達から逃れていたため、彼は無事だったらしい。しかしそうした自分の行動が原因で、代わりに娘が拐われたことを悔やんでいる様子である。

 

▶︎解説2

 これは、真嶺定信から情報を聞き出す、PC2のクエリーイベントである。他のPCが助け舟を出してもいいが、基本的にはPC2が中心になって真嶺定信とコミュニケーションをとること。

 

 真嶺定信は小心者の壮年男性だが、非常に頑固な性格で、疑り深い。コールドテイルから要求されている品物は、ヒーローに見せることはしても渡すことは絶対にない。しかし美代子のことはかなり気にかけており、その心配ぶりは親子ということを差し引いても若干病的である。

 なお定信は以下の情報を持っている。

 

・昨夜、定信は客船で【深淵のタリスマン】なる古代遺物を古物商から入手していた。

・【深淵のタリスマン】は石と金属を組み合わせて作られた装飾品である。口を大きく開けて、叫び声を上げる髑髏のようにも見える。

・定信はどんなことがあっても【深淵のタリスマン】を手放す気はない。ヒーロー達が回収しようとしても、これを固く拒絶する。相手がヒーローとはいえ、信用しきることはできないと定信は考えているのだ。

 

※霊能が30以上ある者がいる場合、さらに以下の情報が分かる。

・【深淵のタリスマン】にはとんでもない魔力を秘めている。だがそれは邪悪な呪いの類で、条件を整えれば異界への門すらこじ開けかねない、邪悪な波動を放っている。呪いに耐性のない常人であれば、持っているだけで災いを招き寄せるだろう。

 

▶︎エンドチェック

①PC2が中心となって真嶺定信から必要な情報を聞き出す。

②グリットを1点得る。

 

 

イベント6[再戦]

・登場キャラクター:全員

・場所:東京都港区、真嶺邸

 

▶︎状況1

 突然の爆音とともに屋敷の門が破壊され、武装車両が突っ込んできた。ヒーロー達のいた客間の壁を武装車両が突き破って来る。そして中からコールドテイルと彼の率いるホット・ステンチ部隊が現れた。

「例のタリスマンを頂こうか、真嶺さんよォ! もちろん娘は無事だぜェ……お前の対応次第だがな! ガハハハ!!」

 コールドテイルの爪が、拘束された美代子の首筋を撫でる。その背後には銃を構えたホット・ステンチ部隊。銃口はヒーロー達と、美代子に向けられている。

 

▶︎解説1

 チャレンジイベントだ。一つの判定に挑めるのは一人だけである。なおチャレンジ内容は一つずつ開示されるため、誰が判定に挑むのか、この後どんな判定が予想されるか、慎重に吟味する必要がある。

 PCがこのチャレンジを達成するには、合計3回のチャレンジ判定に成功する必要がある。

 

▶︎チャレンジ判定

・判定①:交渉

 成功すれば、タリスマンを渡すより先に、美代子の安全を確保することに成功する。また、コールドテイルの目に光が宿っていないことが分かる。

 

・判定②:白兵、射撃、霊能のいずれか

 成功すれば、隙をついて【ホット・ステンチ】に攻撃を仕掛け、蹴散らすことができる。

 

・判定③:運動、作戦のいずれか

 流れ弾から美代子を守る。

 

成功:PC達はコールドテイル達を倒すことに成功する。次のイベントに進んでも良い。

 

失敗:PC達がこのチャレンジに失敗したまま展開フェイズを終了した場合、決戦フェイズにてグリットが使用不能となる。

 

 

イベント7[性酷薄なる魔女]

・登場キャラクター:全員

・場所:東京都港区、真嶺邸

 

▶︎状況1

 コールドテイルたちを撃破することに成功するヒーロー達。しかしせっかく人質をとっていたはずのコールドテイルは、なぜわざわざこちらにやって来たのだろうか。頭の出来までトカゲレベルに落ちたのだろうか。

 そんなことを考えていると、いつの間にやらPCたちから距離をとっていた美代子が、あどけなさと邪悪さを同居させた、ゾッとするような笑みを浮かべる。

「ありがとうね、ヒーローさん達。おかげでタリスマンを手に入れることができたよ」

「……あは、びっくりしちゃった? でもね。もっとびっくりさせちゃうんだから」

 美代子は虚空から【愚者の仮面】を召喚し、微笑む顔の上から仮面を装着する。そして美代子は漆黒のオーラを纏い、次の瞬間には、彼女の姿は性酷薄なる魔女、超司祭ザ・イミテイターのそれになっていた。

 真嶺定信は狂喜し、失禁と脱糞を交互に繰り返しながらザ・イミテイターに平伏する。イミテイターは最後に、PC2の方へ何かを言いたげにちらりと一瞥すると、そのまま何も言わず虚空に消えた。

 

▶︎解説1

 コールドテイルを操り、ここへ連れて来たのはザ・イミテイターの魔術による暗示が効いていたからである。

 

▶︎状況2

 コールドテイルたちをG6の応援に任せて、PC達は真嶺定信の尋問を開始する。彼がどこまで知っていたのか、イミテイターが何を企んでいるのか、聞き出さなければならない。

 

▶︎解説2

 PC3のクエリーイベントである。このイベントではPC3が中心となって真嶺定信を尋問すること。尋問する場所や人員といったシチュエーションは、PC3が自由に決めていい。尋問に対し、真嶺定信は以下の情報を吐く。

・真嶺はメイヘムの熱烈な信奉者であり、タリスマンの入手もメイヘムからの指示だった。

・しかしタリスマンは強烈な呪いを帯びた代物であるため、ザ・イミテイターが自ら回収に赴いた。彼女のため、自分の娘という偽装工作を用意していた。

・真嶺美代子は実在しない架空の人物。あの豪華客船に乗り込むためのでっち上げに過ぎない。

 

 以上の情報を全て吐いた後、定信は体内に寄生していた蟲に頭部を食い破られて死ぬ。

 

▶︎エンドチェック

①美代子が正体を現した。

②イミテイターがPC2に何か言おうとしながらも、タリスマンを持ち去った。

③PC3による真嶺定信の尋問が行われた。

④グリットを1点得た。

 

 

イベント8[魔女を追え]

・登場キャラクター:全員

・場所:様々

 

▶︎状況1

【深淵のタリスマン】を手に入れたイミテイターが何をしでかすか分からない。手がかりは僅かだが、力を合わせて足どりを追うのだ。

 

▶︎解説1

 チャレンジイベントだ。一つの判定に挑めるのは一人だけである。なおチャレンジ内容は一つずつ開示されるため、誰が判定に挑むのか、この後どんな判定が予想されるか、慎重に吟味する必要がある。

 PCがこのチャレンジを達成するには、合計3回のチャレンジ判定に成功する必要がある。

 

▶︎チャレンジ判定

・判定①:作戦-10、知覚-10、霊能のいずれか

 真嶺邸に残されたイミテイターの、物質的・霊的痕跡を辿る。

 

・判定②:操縦-10、経済のいずれか

 イミテイターが向かった某諸島共和国へ急行する。

 

・判定③:白兵-20、心理、交渉のいずれか

 現地のメイヘム拠点に乗り込み、魔女の居場所を聞き出す。

 

成功:PC達は、イミテイターが海底の古代神殿に向かったことを突き止める。次のイベントに進んでも良い。

 

失敗:PC達がこのチャレンジに失敗したまま展開フェイズを終了した場合、決戦フェイズにて戦場のエリア1~3が【意思】の封印結界となる。

 

▶︎エンドチェック

①イミテイターの捜索を開始した。

②チャレンジ判定を行った。

 

 

※※※

 

決戦フェイズ

イベント9[開かれる"門"]

場所:古代神殿

登場:全員

 

▶︎状況

 ヒーロー達は捜査の末、イミテイターが太平洋に沈む海底古代神殿に向かったことを突き止めた。

 魔術儀式によって神殿を浮上させ、タリスマンの力を使って神殿に祀られる"門"をこじ開けようとしているのだ。ヒーロー達は太平洋に突如浮上した古代神殿に到着し、ザ・イミテイターと対決する。

「来てくれたんだね。今からセカイのオワリを見せてあげるよ」

 "門"から溢れ出たブ・ロ・ブ達、そしてザ・イミテイター。世界の命運を賭けて、この脅威に立ち向かえ。

 

▶︎解説

 バトルイベントである。"門"が開きかけているため、ブ・ロ・ブが毎ラウンド開始時、ランダムなエリアに出現する。

 

・勝利条件

 敵を全滅させる。

 

・敗北条件

 PC全員が[戦闘不能]もしくはロストする。

 

・PC初期配置

 エリア1、または2

 

・NPC初期配置

 エリア3:ブ・ロ・ブ 

 エリア4:ザ・イミテイター、愚者の仮面

 加えてエリア1〜4のいずれかに、ラウンド開始時のタイミングで新たなブ・ロ・ブ が現れる。

 

▶︎NPC

 基本ルールブック(以下、R1と表記)掲載のデータを用いる。

 

 

・ザ・イミテイター (R1 p.198〜199)

・愚者の仮面 (R1 p.202)

・ブ・ロ・ブ (R1 p.202)

 

 

※※※

 

余韻フェイズ

 ザ・イミテイターを倒し、儀式を食い止めるPC達。"門"の向こうにいたナニカは、中途半端にしか現世に現れることができなかった腹いせに、生贄を求めておぞましい巨大な腕を伸ばす。その手は、力尽きたザ・イミテイターを掴み、閉まろうとする"門"の中に引きずり込もうとする。もしヒーロー全員が力を合わせるならば、ザ・イミテイターを救うことができるだろう。
 その後、浮上していた海底神殿は、"門"が閉じ切るのと同時に魔力を失い、ガラガラと崩れながら水没していく。ザ・イミテイターとともに脱出するのなら、彼女は以下のように独白する。
「お母さん……マダム・ヘルが、ヒーローにころされて、わたしもうどうしたらいいか、わからなかった」
「お母さんにあいたいよう。まえみたいに、ぎゅってしてほしいんだよう」
 
 この哀れな"少女"に、ヒーローができることはあるだろうか?

 彼女の独白を踏まえた上で、PCそれぞれに思い思いの余韻を演出してもらおう。

 

 「少女の素顔」FIN.

 
 
 

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