AirCafe東春堂へようこそ!
3日ぶりの更新です。
前回に引き続き、部屋の中に居座るゾウさんのお話。
今日は具体的な例を挙げて考えてみます。
例えば、お土産品店を複数店舗展開しているAという会社があるとします。
A社は辛うじて黒字を出していますが、売上は年々減少を続けています。
売上の劇的な回復は見込めないものの、赤字転落を防ぐ方法が一つだけあります。
それは家賃が高すぎるある店舗を移転させるか、縮小または閉鎖することなんですが、実はこの店舗は社長の思い入れが強くて、改善策を誰も言い出せないでいる。
こんな状態が ”There is an elephant in the room”
つまり、この場で触れてはいけない話題があるということです。
家庭だとどうでしょう?
知らぬ間に増えた新聞紙やチラシなどの紙を誰がまとめるか?
紙ゴミがあると指摘したら「あなた片付けてよ」を言われるので夫婦がお互い黙っている。
なんていうカワイイ象もいるかもしれないですね。
誰もが口に出したがらない問題を敢えて口に出すことは恐いことです。
でも口に出して引きづり出さないと課題は認識すらされません。
表面を撫でただけの対策をいくら実施しても根本的な解決にはなりません。
ビジネスであれば市場から淘汰されてしまうでしょう。
問題を問題と指摘することが、本来はリーダーの役目なんだと思います。
それが出来ない場合は、コンサルタントなどの他力を借りるのもありです。
外部の人間は内部の事情とは全く関係なく指摘することができるからです。
外の目が届きにくい家庭の場合はどうでしょう?
言いたいことを言い合える関係を築いていくことが一番だと僕は思います。
どうしても家族だけで解決できそうにない課題は、専門家など外部の力を借りるのもありです。
いずれにしても、課題や問題をみて見ぬふりをしないことが大事です。
今日は以上です。
皆さん、素敵な一日をお過ごしください。
またね♪