AirCafe東春堂へようこそ!
早速ですが次の動画↓を観てください。
白いシャツのチームと黒いシャツのチームがバスケットボールをパスしますので
最後まで観てくださいね。
いかがでしたか?
これは1999年にハーバード大学のダニエル・シモンズ博士とクリストファー・チャブリスが行った「見えないゴリラの実験」という実験です。最初に気づいた人は思い込みに少ない人といえそうですね。
この実験から分かることは
人間は、自分の関心があるもの以外は、見ていない
ということ。
どうして最初に観たときに見えなかったかというと、パスの回数ばかりに関心があったために、ゴリラを見ていても、脳がその情報をスルーしてしまったからです。
こうした欲しい情報ばかりを集め、それ以外の情報は無視して見えなくなることを専門的には「選択的注意」または「確証バイアス」と言います。
これは日常生活で常に起こっている現象です。
同じ空間にいても、たとえ家族であっても、あなたが見ているものと、あなたの家族が見ているものは違うということです。あなたはあなたが見たいものを見ているし、家族は、その人が見たいものを見ています。
これは脳のクセのようなもので、どちらが悪いということはありません。
でも時に私たちは自分と違うものを見ているというだけで、その人を非難してしまうことが往々にしてあります。
人はこうしたバイアスを沢山持っています。
他人は見ている世界がそもそも違うので、感じ方も考え方も違ってあたりまえ。
そのことを知っていると、ちょっと生きやすく感じませんか?
そもそも違う、同じである必要はありません。
だからこそ、自分の感じていることや見ているものを伝えるには言葉を尽くす必要があります。
普段から「自分にはこう見えている」「自分はこう感じている」ということを丁寧に伝える練習をしておくと、いざというときに誤解による不要な仲違いや喧嘩を防ぐことができるでしょう。
こんなことを書いていますが、僕が出来ているかというと怪しいもんです。
日々実践ですね。
それでは、良い一日をお過ごしください。
またね♪