ずっと
ずっと
小さかった頃のことを
思い出している
わたしは
かなりの
みそっかすで
家族の中で
一番軽んじられていた
わたしは
いてもいなくても
いい存在だと
思われていた
母は
わたしを
自立できないように
上手くコントロールして
わたしが
だらしなくて
怠惰で
勉強もしなくて
運動もできなくて
ただただ
うちで
ゴロゴロしているのが
好きな子どもになった
どうやったら
ここから出られるんだろう
どうやったら
わたしは自分のやりたいことを
実現できるのだろう
そんなことをいつも
ぼんやりした頭で
だけど
ジリジリしながら
考えていた
もっともっと
勉強して
遠くの大学に行ったり
遠くの職場に就職したり
やり方はいっぱいあったのに
わたしはぼんやりしていて
そうしてやる気もなくて
ただただ
あの家に住むしかなかった
今は
母から遠く離れて
暮らして
ようやく冷静になって
自分が好きなことを
自分の考えで
できるようになった
そうなるまでに
40年以上
この苦しさを
40年以上抱えて
生きてきたわたしを
わたしは誇りに思う