NHKラジオ「まいにちイタリア語(初級編)」

「めきめき上達! 初級イタリア語」 

Lezione settantadue(Lesson 72) 第72課  

 

※イタリア語を勉強する時、英語というフィルターに通すと理解が深まる気がしています。英語の勉強にもなりますしね。どちらの言語もまだまだ未熟なので、誤りなどのご指摘大歓迎です!

 

アンドレア先生:

Ciao a tutti, sono Andrea. Come state? 

(Hi everyone, I'm Andrea. How are you?)

 

カルラ先生:

Ciao, sono Carla. Siete pronti all'allenamento?

(Hi, I'm Carla. Are you ready for training?)

 

アンドレア先生:

Lezione settantadue.

L'ultima!

(Lesson 72. The last one!)

 

佳尉先生:

第72課。今回はこの講座の最終回。第67課から第69課のおさらいです。

 

アンドレア先生:

Dove abbiamo visto alcune cose importanti per una conversazione naturale.

(Where we saw some important things for a natural conversation)

 

佳尉先生:

イタリア語で会話をする時に意識しておきたいポイントを詳しくみました。

 

●Ripasso 1(Review 1)

佳尉先生:

▼イタリア語の質問に答える時、忘れてはいけないのが「はい」Sì、「いいえ」No

例えば友人に
Hai fatto colazione?
(Have you had breakfast?)
「朝ごはんを食べた?」と聞かれたとしましょう。

日本語なら「食べたよ」や「食べてないよ」なんて答えることもしばしば。

 

ですが、イタリア語では普通SìあるいはNoを添えて、
Sì, l'ho fatta.「うん、食べたよ」

No, non l'ho fatta.「いや、食べてないよ」

と答えます。

 

▼同じように、SìあるいはNoで答える質問でも、

Non hai fatto colazione?

(Didn't you have breakfast?)

「朝ご飯を食べなかったの?」

のような否定疑問文の場合はちょっと注意が必要です。

 

「いや、食べたよ」と答えるなら、Sìを使って、

Sì, l'ho fatta

一方、「うん、食べなかった」と答えるなら、

No, non l'ho fatta.

 

▼反復トレーニング

返事を考える

①Hai mai mangiato la pizza napoletana?

(Have you ever had Neapolitan pizza?)

ー Sì, l'ho mangiata.

ー No, non l'ho mai mangiata.

 

②Non hai fame?「おなかすいてないの」

(Aren't you hungry?)

ー Sì, ho fame.「いや、すいてるよ」

ー No, non ho fame.「うん、すいてないよ」

(ー Yes, I'm hungry.)
(ー No, I'm not hungry.)

 

●Ripasso 2(Review 2)

佳尉先生:

イタリア語の質問に自然な答え方をするための二つのポイントをおさらいしましょう。
①主語は繰り返さずに省略すること。
②目的語は代名詞にすること。

 

例えば友人とイタリア旅行していて、

La tua amica parla l'inglese?

(Does your friend speak English?)

「君の友人は英語話せるの?」と聞かれたとしましょう。

 

「うん、話せるよ」と答えるなら、

主語のLa tua amica「私の友人」は省略します。

 

一方、目的語のl'inglese「英語」は直接目的語代名詞のloに代えるので答えは、

La tua amica parla l'inglese?
ー Sì, lo parla.

(Does your friend speak English?
ー Yes, she does.)

 

▼質問の中で動詞piacereと受け身のsiを使うものに答えるときは、どの単語を省略するか、ちょっと注意が必要です

例えば、
Ti piace il gelato?
(Do you like ice cream?)
 

「君はジェラートが好き?」という質問。この文の主語はil gelatoです。ということは「うん、好きだよ」と答えるときは、il gelatoは省略して、
Ti piace il gelato?
ー Sì, mi piace.

 

▼同じように受け身のsiを使った、
In Giappone si mangiano le lumache?
(Are snails eaten in Japan?)

「日本ではエスカルゴを食べるの?」
 

この質問ではle lumache「エスカルゴ」が主語。「いや、食べないよ」と答えるならle lumacheは省略して、

In Giappone si mangiano le lumache?
ー No, non si mangiano.

(Are snails eaten in Japan?
ー No, they are not eaten.)

 

佳尉先生:

piacereと受け身のsiを使う質問に答えるときは、どの単語が主語かをしっかり意識するのがポイントですよ。

 

▼反復トレーニング

与えられた語句で返事を作る

①I tuoi genitori sono mai andati in Italia?(Sì, una volta)

ーSì, ci sono andati una volta.

(Have your parents ever been to Italy?
ー Yes, they've been there once.)

 

②Vi è piaciuta la pizza?(Sì, molto)

ー Sì, ci è piaciuta molto.

(Did you enjoy the pizza?
ー Yes, we enjoyed it very much.)

 

③Anche in Giappone si mangia la pizza.(Sì)

ー Sì, si mangia.

(Is pizza eaten in Japan, too?
ー Yes, it is eaten.)

 

佳尉先生:

イタリア語で質問に答えるトレーニング。どの単語を省略し、どの単語を代名詞に置き換えるかを考えながらやればメキメキ上達しますよ。

 

●Ripasso 3(Review 3)

アンドレア先生:

Questa volta Haruka e Takeru chiacchierano con Luca al bar.

(This time, Haruka and Takeru chat with Luca at the bar.)


佳尉先生:

今回ハルカとタケルはルーカとバールでおしゃべりをしています。さて、一体どんな話をしているでしょうか。

 

L: Luca    H: Haruka    T: Takeru   

 

L: Voi non siete mai stati in Sardegna, vero?
H: No, non ci siamo mai stati. 
L: Io penso di andarci il mese prossimo. Venite con me? 
H: Sì, volentieri, 
T: Ma la scuola?
T: Non ti preoccupare. Possiamo studiare anche in Sardegna.

 

<英訳>

L: You guys have never been to Sardinia, right?
H: No, we've never been there. 
L: I'm thinking of going there next month. Will you come with me? 
H: Yes, we'd love to.
T: But what about the school?
T: Don't worry about it. We can study in Sardinia, too.

 

●今日のトーク

佳尉先生:

さて、6ヶ月続いたイタリア語トレーニングも今回が最終回です。皆さん、ハードなトレーニング、お疲れ様でした。

 

カルラ先生:

Vi è piaciuto il nostro corso?

(Did you like our course?)

 

佳尉先生:

僕たちのこの講座、気に入ってもらえたでしょうか?
まずは途中でくじけず、ここまでたどり着いたご自分をしっかり褒めてあげてください。

 

佳尉先生:

カルラ先生:

アンドレア先生:

👏👏👏👏

mani che applaudono

(applauding hands)

「拍手(パチパチパチ)」

 

佳尉先生:

半年前、動詞の現在形から出発したこの講座では、イタリア語に欠かせない近過去と半過去、二つの過去をじっくり見てから使役の表現、さらに命令法までを扱いました。

 

カルラ先生:

Abbiamo visto le cose in modo molto dettagliato.

(We have seen things in great detail.)

 

佳尉先生:

項目によってはかなり細かいところまで詳しくご紹介したものもありましたよね。

 

アンドレア先生:

E alcuni di voi si saranno detti almeno una volta, ma perché l'italiano è così complicato?

(And some of you may have said to yourselves at least once, ” But why is Italian so complicated?”)

 

佳尉先生:

ううん、ひょっとしたら途中で「イタリア語はなんでこんなに複雑なの?」思わずこんな風に呟いてしまったという人もいらっしゃるかもしれません。でも皆さん、これは声を大にしてはっきりお伝えしておき。この講座で扱ってきたことはすべてイタリア語を話したり聞いたり、さらには読んだり書いたりする時にも必ず役立つことばかりです。

 

アンドレア先生:

Niente è inutile.

(Nothing is useless.)

 

佳尉先生:

知っていても実際には使い道がないなんてことは一つたりともありません。

 

カルラ先生:

Quindi ripassate tutti gli esercizi che abbiamo fatto insieme.

(So, go over all the exercises we did together.)

 

佳尉先生:

ですから「頭では理解できているけど、いざ使うとなるとまだ怪しいな」という項目がある人は、それぞれの課のトレーニングメニューとテキストの自主トレメニューをぜひ繰り返しやってください。

 

アンドレア先生:

Va bene?

(Is that okay?)

 

佳尉先生:

反復トレーニングを重ね、この講座に出てきた項目がしっかり身についた時、皆さんはきっとイタリア語で日常会話をできるようになっているはずです。何と言っても僕自身がそうやってイタリア語を話せるようになったので、その点は保証しますよ。

では皆さん、改めまして半年のお付き合いありがとうございました。

皆さんがこれからも楽しみながらイタリア語のトレーニングを続けてくださることを心から願っています。

 

アンドレア先生:

Grazie di cuore di aver seguito il nostro corso.

(Thank you very much for taking our course.)

 

カルラ先生:

E buon allenamento a tutti.

(And have a good workout, everyone.)

 

※第2放送がなくなるのは寂しいかぎりですが、時代の流れには抗えませんね😢

イタリア語講座は新年度からはFMに移り、しかも深夜の放送になりますので聞き逃し配信で聞くことになりそうです。

 

新年度の初級編は今回のシリーズの前段にあたる「めきめき上達!入門イタリア語」(2023年度の再々放送)です。講師はもちろん佳尉先生。今回の講座が難しかったという人も(実際かなり難しかった)、初歩からの勉強になりますからぜひお試しを!

Alla prossima puntata!

(See you next time!)

 

夕日と湖に手を伸ばす

UnsplashMarc-Olivier Jodoinが撮影した写真