NHKラジオ「まいにちイタリア語(初級編)」
Scopriamo l'italiano!(Let's discover Italian!)
「発見しよう!イタリア語」 第30課
※イタリア語を勉強する時、英語というフィルターに通すと理解が深まる気がしています。英語の勉強にもなりますしね。どちらの言語もまだまだ未熟なので、誤りなどのご指摘大歓迎です!
コスタンツァ先生:
Buongiorno. Sono Costanza Rufo.
(Hello. I am Costanza Rufo.)
マッティーア先生:
Ciao. Sono Mattia Paci. Anche oggi
(Hi. I'm Mattia Paci. )
コスタンツア先生:
マッティーア先生:
Studiamo insieme!
(Let's study together again today!)
●Chiacchieriamo di noi.
(Let's chat about ourselves.)
中矢先生:
「自分のことを話してみよう」
そして今回は、
コスタンツァ先生:
Ora proviamo!
(Now let's try!)
中矢先生:
「さあやってみよう!」の日。
ユニット最終日である6日目は、ミニダイアログと練習問題を通してこのユニットで学んだ内容を確認し知識を定着させていく日です。
ダイアログの主人公は、ミラノの画廊で研修生として働く日本人女性アカリ。
●Sfida 1(Challenge 1)
中矢先生:
1つ目は、-are動詞に関する問題です。アカリ出かける準備をしながらジョルジアと話をしています。
( )のところには指示された動詞が入ります。どの活用形がふさわしいか考えてください。
問題①lavorare(work)
A: Akari G: Giorgia
A: Giorgia, oggi tu ( )?
G: Sì, ma torno a casa presto. E tu?
A: Io ( ) tanto. Oggi arriva un fotografo da Venezia.
↓
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↓
↓
A: Giorgia, oggi tu lavori?
G: Sì, ma torno a casa presto. E tu?
A: Io lavoro tanto. Oggi arriva un fotografo da Venezia.
<英訳>
A: Giorgia, are you working today?
G: Yes, but I'm coming home early. And you?
A: I work a lot. A photographer is coming from Venice today.
問題②mangiare(eat)
G: Non torni a casa per cena?
A: No, stasera io ( ) fuori.
G: Peccato. Lucio ( ) qui.
↓
↓
↓
↓
G: Non torni a casa per cena?
A: No, stasera io mangio fuori.
G: Peccato. Lucio mangia qui.
<英訳>
G: Aren't you coming home for dinner?
A: No, I'm eating out tonight.
G: Too bad. Lucius eats here.
マッティーア先生:
Ricordatevi che sbagliare qualcosina è normale. Coraggio, e passiamo alla prossima sfida.
(Remember that making a few mistakes is normal. Take heart, and let's move on to the next challenge.)
中矢先生:
語学は間違いながら習得するものです。間違っても気にせず、どんどん次の問題に挑戦して行きましょう。
●Sfida 2(Challenge 2)
中矢先生:
では、今度は場所を表す前置詞の練習問題に挑戦しましょう。
画廊の長い一日を終え、アカリは同僚マッテオとアペリティーボをしています。
会話の途中の( )に前置詞のinかaが入ります。どちらが適切か考えて答えてください。
問題①
A: Akari M: Matteo
A: Matteo, tu abiti ( ) centro?
M: No, io non abito qui ( ) Milano. Abito ( ) Pavia.
A: Pavia? È lontano.
↓
↓
↓
↓
A: Matteo, tu abiti in centro?
M: No, io non abito qui a Milano. Abito a Pavia.
A: Pavia? È lontano.
<英訳>
A: Matteo, do you live downtown?
M: No, I don't live here in Milan. I live in Pavia.
A: Pavia? It's far away.
問題②
M: Tu, Akari, dove abiti?
A: Qui vicino, ( ) via Medici.
M: E ( ) Giappone, dove abiti?
A: ( ) Tokyo.
↓
↓
↓
↓
M: Tu, Akari, dove abiti?
A: Qui vicino, in via Medici.
M: E in Giappone, dove abiti?
A: A Tokyo.
<英訳>
M: You, Akari, where do you live?
A: Near here, on Medici Street.
M: And in Japan, where do you live?
A: In Tokyo.
コスタンツァ先生:
Sono sicura che avete risposto tutti correttamente.
(I'm sure you all answered correctly.)
中矢先生:
皆さん、正解できましたか。
さて、このユニットではいろいろな動詞と場所の表現について学びました。前置詞は何となく難しそうに見えますが、今日出てきた表現を覚えてさえしまえばどうってことありません。まずは覚えやすいものから使ってみてください。それではまた次回。
コスタンツァ先生:
Grazie a tutti.
(Thanks, everyone. )
マッティーア先生:
Alla prossima puntata.
(See you next time.)
※今日のレッスンとは関連しないのですが、先日le uova(the eggs)という表現を見かけました。定冠詞のleは次に来る語が女性名詞複数形ということです。
が、uovaは見かけは女性名詞単数形。(・・?と思い、Microsoft Copilotに質問してみました。
私:
イタリア語のuovaは単複同形ですか?
Copilot:
いい質問ですね!イタリア語の *uova*(卵)は、ちょっと特殊な単語です。実は **複数形ではあるのに、女性形で使われる** という珍しいパターンを持っています。
通常、イタリア語では *uovo*(卵)の単数形は **男性名詞** ですが、複数になると *uova* となり、**女性名詞** の扱いになります。したがって、形は変化しますが、文法的な性が変わる点がユニークですね。
こうした単語はイタリア語にいくつかあり、例えば *braccio*(腕)も *braccia* という女性形の複数形を持つんです。このような語彙の変化は、イタリア語の言葉の歴史やラテン語の影響によるものです。
興味深いですよね!こういう言葉のニュアンスが好きなら、他にも面白い例を探してみましょうか?
私:
つまりuovaは女性名詞で複数をあらわすということですね。単数の卵ならun uovo, lo uovo、複数の卵ならle uovaってことですか?
Copilot:
その通りです!*uova* は複数形で **女性名詞** として扱われます。そして単数形の *uovo* は **男性名詞** ですね。
単数:
- *un uovo*(1つの卵)
- *lo uovo* (定冠詞をつける場合)
複数:
- *le uova*(定冠詞をつける場合)
複数形の冠詞も *le* になり、女性形を反映しています。この変則的な変化はイタリア語の中でも興味深い特徴のひとつですね。(引用終わり)
UnsplashのDebby Hudsonが撮影した写真
※長いことイタリア語を勉強しているけど、なんで今まで気がつかなかったんだろ?
やっぱり料理に関心がないからかな...