最初にクイズです。次の4つの単語のうち、いくつ知ってますか?
①tycoon
②bokeh
③skosh
④zen
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いかがでしたか?
私は①④は知っていましたが、②③は知りませんでしたね。
2024年3月21日放送のNHKラジオ「ボキャブライダー」のテーマは「日本語由来の単語」でした。
▼①tycoonは、「大君」に由来する言葉。主に「ビジネスにおける大物」の意味で使われる。
Did you ever think a real-estate tycoon would become president?
不動産王が大統領になるなんて思っていましたか?
▼②bokehは、1990年代後半に写真専門雑誌が[「ボケ味」の特集した時に、日本語の「ボケ」をそのまま英語で使い、それが定着したととされている。
(ちなみに、言葉遊びのボケの意味では使わないとのこと)
Bokeh can give photos a cool sense of depth.
ボケ味で写真に素敵な奥行き感を出すことができます。
▼③skoshは、第二次世界大戦後に日本に駐留していた兵士の間でスラングとして使われるようになったとされている。
(「ただ、完全に定着しているわけでもないので、相手によっては伝わらない可能性もあるのでご注意ください。」とのこと。)
I'm going to add a skosh of salt to accent the flavors.
味にアクセントをつけるために塩をちょっと加えよう。
▼④zen
Zenは「禅」ということだが、最近では「落ち着いていて、自分では変えられないようなことに動じない」といった意味の形容詞としても使われるようになった。
I think of fishing as a very zen hobby.
釣りがとても平穏な趣味だと思います。
※お言葉ですが、以前釣りが大好きな人が言ってました。「釣りは少し短気なくらいの人の方が向いている」と…。その方曰く、「ただボーっとしている人はだめなんだよ。場所を変えるとか、常にいろいろと考えていなきゃいけないんだ」というようなことを...
私は釣り全然やらないので、その方が正しいのか、わかりませんが、なかなか含蓄のある言葉だと受け止めました。(ちなみにその方のお名前は、「正」でした。)
m(__)m)話を戻して、
▼まずは①tycoon。私は歴史関連の番組をよく見るのですが、「大君」という言葉をあまり聞いたことがないように思います。そこで検索してみました。
「大君」は国内向けといううより、外交上の名称として使われていたみたいですよね。だから英語に入っていったのか
▼③skoshは発音が日本語の本来の発音とskosh違うみたいですね。
発音練習してみましょう。skosh
▼②bokehも日本語の本来の発音と少し違うみたいですね。
発音練習してみましょう。bokeh
※It rings a bell!(聞き覚えがある!)
bouquetです!日本語の「ブーケ(花束)」(いやフランス語の)※フランス語は「武家」に空耳(笑)
確認してみましょう。bouquet
特にアメリカ発音はbokehとアクセントが違うだけみたいですね。
実は私、このbouquetを聞くたびに「ボケ」と空耳してたんですよ。それがbokehと酷似とは!なんだかややこしくなってきた
しかも、日本語の「ボケ」には思い出がありまして、高校時代の先生がとんちんかんな答えをした生徒に「ボケ!」(関西出身でもないのに)を連発してたんですよ。生徒が「ボケ!はないだろ」って言うと、その先生は、「俺はOKって言ったんだよ」としらばっくれていました。結構人気のある先生でした。
ボケ×10回言ってみてください...OKに聞こえてくるでしょ!🙇
UnsplashのBeatriz Pérez Moyaが撮影した写真
ボケ、ブーケ、オッケー!