おまけが好き

千葉です。


不定期連載の再アップ


「星を見上げるもの」(仮)


エピローグ Bパート


二つの人影が蠢く。
星の見える丘で、この世には自分と星しか存在しないと勘違いしそうな開けた丘の中央で、

男は泣いていた。

女は笑って男に言った。


「私を殺してくれてありがとう」


男は泣いていた。

女は笑っていた。