先日まさかの点滴をしてきた土岐です。



いやー久しぶりでしたよ、点滴なんて…

チロチロチロチロ…

時計が針を刻むように

水滴が落ちてくる。

なぜ点滴をしたのか。

それを語るには2週間前ほどにさかのぼらねばなるまい。





2週間前。

突然喉がいたくなり、熱やらなにやらにうにゃらうにゃらされる。

これに危険を感じた自分はとある病院へ。

最初はインフルエンザじゃないか?

そうに違いない。

新型が流行った去年に対抗してやつらは

強化型インフルエンザMK‐Ⅱ

になったのだ。

そいつらが自分を攻撃しているのだと

確信していた。

しかし結果は…





「扁桃腺炎」





なに?

なんだこの地味な感じは?

格好つかないではないか。

当初の予定では…

「おう、藤井。
外部お疲れ様。
大変だったな、舞監助手。でもな。
俺はもっと大変だったんだぞ。
なにしろ強化型インフルエンザMK‐Ⅱが俺を攻撃してきやがって…
あと一歩タミフルビーム電磁波スペシャルが遅れていたら死ぬところだったんだぜ。」





…と英雄伝のように語ってやるつもりだった。

が…

扁桃腺炎の恐怖を自分は身を持って知ることになる。

最初の病院でもらった薬がほどよく効きもう少しで完治だなぁと思っていた矢先。

その矢先である。




時は今から1週間前。

ん?

おかしい。

薬を飲まなくなった瞬間また腫れあがってきてるぞ。
おかしいな。

良くなったはずなんだが…

いやいや

まてまて。

ちょいとぶり返して…

ってメチャクチャ痛い。

やばい。

と思いながら

家近くにある個人でやっている耳鼻咽喉科へ。


ノドをグリグリ…

薬をつけられ…

鼻洗浄まで…

涙・鼻水・涎

三点セットフル稼働である。

ここまでやったんだからね。

元気になるよね。

お薬も飲んで。

うん。

よかった。






…が。

翌日。

ひどくなってるぅぅっ。

やばいよ。

やばすぎるよ。

これはもうアレだよ。

昔お世話になったメチャクチャ良い病院いくしかないよ。
(実は家からかなり遠く、かなり微妙な場所にある。)

しかしここなら大丈夫。

1日で全てを解決してくれるに違いない。



しかしそんな考えは甘かった。

そこで自分は驚愕の事実を知ることになる…



診察室に入る自分。

「んー今見てみたけど結構酷いねー。
腫れあがってるねー。
膿がたまってるかも…
膿たまってたら針刺して抜くね。
酷いようなら切ってみよう。
うんまずは喉のCTいってみよう。」

そしてCTへ。

ガキ使の1シーンを思いだす。

キスおばちゃんいないよな…

そんな心配必要なしと言わんばかりにサクサクと終わる。

で。

問題はここから。



CTをとりおわり、診察室へ。

「んーやっぱり膿たまってるっぽいね。
とろう。
麻酔いる?」



…まっ麻酔だとぉぉぉぉぉっ。

大掛かりすぎやしませんか?

しかしそこはチキンな自分。

しっかりちゃっかり麻酔をお願いした。


「じゃあ抜くねー。
針太いよー。」



本当に太い。

物凄い痛みが走る。

麻酔をしているはずなのに…

「まぁここまで腫れあがってると麻酔ほとんどききませんからね。」



えぇぇぇぇぇぇっ!?



そうなの?



意味ないの?



「ほら、注射器みてごらん。
膿結構あるでしょ。」


たしかにいやがる。

こいつらがやりやがったのか。

このやろうども。

しかし今日で終わりだ。

見事吸い取られたわけだな。

ざまぁみろ。





…と思ったのも束の間…

「まだ出るから切るね。
切って傷を広げて出そう」


なっなにぃぃぃっ!

おいおいなんの間違いですか?

メスみたいなもの持ってるよ…

ぎぃやぁぁぁぁぁっ…





…終わった。

全て終わった。

俺の勝ちだ。

プチ手術らしきものをやったのだ。

これで全て終わったに決まっている。

そこで先生の一言。

「入院したほうがいいね。
入院する?
きっちり治さないとダメだよ。
入院?」

今日で全て終わったわけじゃないのかぁぁぁっ。

てか入院?

そんなにひどいの?

扁桃腺炎ってそんなに戦闘力あるんかぃ。

入院かどうかをせまられながら

点滴中。

もう間もなく一本目がおわり2本目にはいる。

看護師さんを呼ぼう…

入院になっちゃうの?


続きはまた今度…

ほいじゃ。