こんばんは。
齋藤です。
スーパーソールと何度打ち込んでいても必ず先にスーパードライが予測されて出て来ます。
さて勝手にやっておりますスーパーソールweeeek。
本日は中底のお話しです。
先日の熊谷のインスタでも書いていた通りスーパーソールの名のアウトソールやアッパーのレザーが注目されがちですが実は中底も他にはないスーパーな仕様なのです。
まず見た目。
他のモデルを覗いてみるとこう。
そしてスーパーソール。
明らかに見た目が違いますね。
他のモデルの中底はレザーなのに対しスーパーソールはポロンと呼ばれる低反発ウレタン素材のものとなります。
この可愛い名前のポロンちゃんですが履いてみるとその差は歴然。
履き始めこそカッチカチのレザーに対しポロンポロンと柔らかくスニーカーのような履き心地とはまさにこの事。
クッション性抜群です。
実はレディースのモデルもこれと同じなんです。
レディースモデルはポロンちゃんの上に薄いレザーを張っていますがその下は同じ工程。
軽く柔らかく履きやすいブーツとして作られたレディースラインには、もっとずっと前から使われていた製法が取り入れられていたんですね。
さすが歴史あるレッドウィング。
男はこの履き心地を得るにはスーパーソールしか選択肢が無いのに女性は全モデルがこれなんですから羨ましい限り。
本当、贅沢なブーツですね。
さて、話しを戻しましてその履き心地の秘密はもちろんアウトソールの発泡ウレタンのおかげでもありますが、本来なら中底とミッドソールの間に敷き詰められているコルクがスーパーソールには入っておらず、その代わりに発泡ウレタンをぶち込んでるようです。
なのでソールの柔らかさをダイレクトに感じられブーツの概念を変えられる柔らかな履き心地となっているんですね。
低コスト化に伴い生まれた副産物ですね。
このポロンちゃんのお手入れはオイルなどは必要なく定期的にウエットティッシュなどで汚れを拭き取るだけで良しとされています。
それと最後にスーパーソールの履きやすさの秘密はシャンクと呼ばれるパーツ。
それがフラットなモックトゥやポストマン等には入っておらず、アイアンレンジャーやベックマン等のヒールがあるモデルには入ってます。
という事はこのスーパーソールにも入っているという事。
シャンクとは靴の土踏まず部分からかかとの方まで挿入されている細長いパーツで普段はアウトソールとインソールの間に埋まっているので目にする機会はありませんが靴底の変形防止や歩行の助長等が役割となっているそうです。
ここでシャンクを詳しく書いてしまうとそれで終わってしまうので本日は省きます。
古くは木材が使われており竹や鋼鉄、新しいものだと樹脂やファイバーなんかも素材として使われているみたいですね。
たしかレッドウィングのはスチール製だったと思いますが(間違っていたら申し訳ありません)これが履きやすいという理由に繋がっているんですね。
レッドウィングのブーツの中でも初めから柔らかいという異端児。
端正な顔つきなのにやってくれますね。
気になる方は是非お店でご覧下さい。
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