江戸時代創業、200年以上続く
東京下町の谷中・根岸にある
『吾輩は猫である』や正岡子規、司馬遼太郎の作品
など多くの文学作品に登場する和菓子店
【羽二重団子】
昔ながらの生醤油の焼き団子と、
渋抜き漉し餡団子の二種類
🟠焼き団子
焼き色が綺麗でお餅は弾力強め
香ばしい醤油が効いてる
甘くない、生醤油のつけ焼きは、
東京でも類を見ない
2度焼き2度浸けの工程を経て、
旨味のある独特のお味‼️
昔の通人たちは、
これをあてに酒を召し上がった
そうです
🟡餡団子
甘さがちょうど良い
しっとりしたこしあん
北海道に産地を指定した小豆を用い、よく灰汁をとり甘さ控え目で、
べた付かない餡を伝統的に煮上げて
さらりとした独特のこしあん
🔴漱石もなか
漱石著「吾輩は猫である」に
登場する、多々良君と先生の会話
「先生、上野にしますか、
それとも芋坂へ行って団子を
食いましょうか?」に因み、
猫型のもなかの皮に、
しづくあん3粒入ってる❤️
「漱石もなか」
しづくあんは、
餡団子と同じ粒ですので、
お日持ちは当日限りのもなかです
ビックリする位パリッとした
最中の皮と、しっとりした
こし餡団子の
美味しい最中でした‼️
🔴抹茶 注文
●文政二年、小店の初代庄五郎が、ここ音無川のほとり芋坂の現在地に「藤の木茶屋」を開業し、街道往来の人々に団子を供しました。この団子が、きめ細かく羽二重のようだと賞され、それがそのまま菓名となって、いつしか商号も「羽二重団子」となりました。
夏目 漱石著
「吾輩は猫である」より ・初出「ホトトギス」連載 明治38年1月 ・全集、文庫他多数収載 「行きませう。上野にしますか。芋坂へ行って團子を食いましょうか。先生あすこの團子を食ったことがありますか。奥さん一辺行って食って御覧。柔らかくて安いです。酒も飲ませます。」
正岡 子規著
「道潅山」より ・初出 新聞「日本」 明治32年10月2日 ・正岡子規全集第13巻 講談社刊 昭和51年 こゝに石橋ありて芋坂團子の店あり。繁昌いつに變わらず。店の内には十人ばかり腰掛けて喰ひ居り。店の外には女二人彳みて團子の出來るを待つ。根岸に琴の鳴らぬ日はありとも此店に人の待たぬ時はあらじ。
田山 花袋著
「東京の近郊」より ・実業の日本社刊 大正5年 昔からきこえた團子屋である。
司馬 遼太郎も食べたみたいです