令和5年 電験三種試験(2022年度下期)まであ61日
今日の学習内容(1/24)
・電気施設管理
・電力需要と供給
進捗度 △
理解度 △
・電気施設管理の概要
電力施設管理
電気施設管理とは、電気施設をどうのように運転し、保守し、あるいは拡充うしていってその施設が目的とする機能を合理的に発揮されるかをいう。
したがって、電気施設管理の内容は電気施設全体に関するすべての内容を含むと考えられるが、ここでは電気施設の個々の管理には触れずに、電気施設全般の管理ということとし、かつ、そのうちでも電力応用面を省略して、主として電気を供給する発電、変電、送配電における電気供給設備についてその施設管理を考えていくこととする。
総合的な施設管理の目的を達成するためには電気系統における電気供給設備各単位の合理的な相関関係を設計上及び運用上維持させるとともに発電、変電、送配電等の各機器の補修改良の計画的実施、従業員の訓練教育、災害防止等にも不断の努力を払う必要がある。施設管理の具体的な内容を上げるとおよそ以下のようになる。
①電力系統の各施設が総合的に合理性に基づいて設計されているか。
②各部門の電力施設が総合的な見地から合理的に運用されているか。
③全体の需給予想に基づいて、予定の運転計画が遂行されているか。
④予定の補修計画に基づいて各施設の修理手入れが行われているか。
⑤電力原価は予定値を超えていないか。また、電力損失は増加していないか。
⑥工場における製品の原価単位電力量は予定値を超えていないか。また、電力消費にむだはないか。
⑦各設備の保守規定は総合的立場からみて完全か。また、日常守られているか。
⑧電力系統として、災害その他非常の場合にとるべき措置は確立されているか。
⑨系統運用上、従業員はその能力に応じて配置されているか。
⑩その他電気施設の管理上、必要な事項はすべて配慮されているか。
・電力需要と供給
発電方式の種類と組み合わせ
電力需要は時々刻々と変化しており、電気設備もこのように変化する需要に対し過不足なく電力を供給する能力を持ちつつ設備費、燃料費を含めて、総合的、かつ、経済性に優れた構成を行う必要がある。
電力設備は日負荷曲線の中の分担部分に応じてピーク負荷供給力、中間負荷供給力、ベース負荷供給力に大別され、それぞれが技術的、経済的な特性が要求される。
①ピーク供給力:需要のピーク部の負荷を受け持つもので技術的には負荷の急激な変化、頻繁な始動、停止に対応でき、経済的には運転費は多少高くても建設費が安く低い利用率で経済性の高い電源設備が望まれる。
②中間供給力:需要の中間部分の負荷を受け持つもので技術的には日常変化に応じて日間始動、停止、負荷調整に対応でき経済的にはピーク供給設備とベース供給設備の中間的な設備が要求される。
③ベース供給力:負荷のベース部分を受け持つもので技術的には安定した長時間運転が実施できることが要求され、経済的には建設費が多少高くても運転費が安く高い利用率で経済性の優れたものが望まれる。

