●中学受験をしてもうまくいかない原因
こんにちは^^浜田悦子です。
先日、息子の中学で学級&学年懇談会がありました。
同じ学校のママたちの話しを聞いて
感じたことをシェアしたいと思います。
雑談の中で、「学習塾」の話になりました。
息子の中学では1年生は、週に3日
授業の終わりに補修があります。
予習・復習、宿題、
何をやってもOKですが、参加は必須。
遅刻や早退した場合は、
親へ連絡が来る設定になっています。
「勉強の習慣」をつけるねらいがあるそうです。
わが家は、このシステムを「塾」だと
考えていたので、このほかにも
塾に通うということを聞いて驚いてしまいました。
(通学に時間がかかるため、時間もないし、お金も・・・)
ママたちの話しを聞いて、
「え?だって、週3回補修ありますよね?」
と突っ込んだところ・・・
「YouTube見てるみたいですよ」と。
思わず、「えぇ~!」と叫んでしまいました。
補修もタブレットでやりますし、
学校はネット環境も整っています。
確かに、YouTubeを見ることはできるんですよね。
帰宅して、息子に聞いてみたところ、
「うん、見てる人は見てるよ。」
という、実にシンプルな答えが返ってきました^^;
さらに、先生も注意をしないのだそう。
その理由は、学級懇談会の後の
学年懇談会で主任の先生が話してくれました。
補修に関しての話しではなかったのですが、
「2学期になって、全体的に
生徒の気持ちがゆるんでいる。
でも、思春期という難しい年頃に
差し掛かってきているので
信頼関係が育っていない間で、
むやみに怒っても意味がない。
今は、生徒ひとりひとりを観察している。」
というようなことをおっしゃっていました。
なるほどなぁと思いつつも、
- 提出物の提出
- 成績
- 授業態度
などが難しい生徒は、さらに
「特別学習授業期間」という
補修に参加しなければなりません。
「観察」ももちろん大切だけど
そろそろ介入していかないと、
ますます授業が嫌になったり・・・
塾に通うことになったり・・・
先生や親御さんから注意されることが
多くなってしまうんじゃないかと感じました。
「授業についていけない」
「授業中、ふざけてしまう」
このような傾向のあるお子さんは、
- どんな風に、どんなタイミングでノートを取ったらいいか?
- 補修のやり方、やる順番などの
「勉強の仕方」「授業への参加」が
分からない場合があります。
また、感覚が敏感なお子さんは
- 先生の話が聞こえにくい
- 友達の声がうるさい
- ノートや教科書がまぶしい
という、授業環境へのハードルが高くなってしまいます。
さらに、
- 自分のしんどさを言えない
- 「教えて」と言えない
など、ヘルプサインが出せないことも
大きな原因になっていると感じました。
私立に限ったことではないと思いますが
- 勉強ができない、遅れる
- 提出物が出せない
のは、子どもの努力が足りない
というだけではありませんし、
「補修は大変だったから、次からまじめになるだろう」
という、大人の期待通りにはいきません。
むしろ、ますますやる気や自信を
喪失させてしまうことも・・・
「中学生になったんだから・・・」
「ノート提出、なんでできないの?」
と、思うかもしれませんが、
子どもの「できない」の裏にある
根本的な原因を解決していく必要があるんですよね。
・
児童発達精神科の齊藤万比古先生は、
著書の中で次のように述べています。
「発達障害の子どもが二次障害を発現しやすい年代といえば、10歳から17歳くらいまでの思春期にほかならない。」
また、その原因のひとつとして、
中田洋二郎教授は
「障害特性が絡んだ、子どものかんしゃくへの関わり」
をあげています。
ママ離れがはじまる13歳までに
今までの子育ての見直しをしなければいけませんね。
勉強をしない・できない子の
本当の原因を引き出す時にも、共感が大切です。
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(執筆・監修)
●ユーキャン 子ども発達障がい支援アドバイザー講座
(メディア掲載)
●毎日新聞デジタル(2022年2月13日)
突然の休校・休園 親子でどう過ごす?コロナ禍で必要なメンタルケア
●中日新聞(2021年12月28日)
「この人」発達障害・グレーゾーンの子どもと家族を支える
●朝日新聞デジタル(2021年10月1日)
朝日新聞(名古屋版 夕刊2021年12月15日):
グレーゾーン?発達障害?その時親親は…?2千人と関わった指導員の視点
●毎日新聞(2021年8月31日):
新学期の「登校しぶり」 ヘルプサイン出しづらい子への向き合い方
●ひよこクラブ(2018年3月号)
●朝日新聞 WEEKLY AERA(2016年6月)
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