子どももママも未来に希望が持てる家庭療育

おうち療育アドバイザー浜田悦子です。

こんにちは^^

 

 

 

 

今日は、4月から年長さんになる

こちらのお悩みです。

 

 

「 4月から年長さんになりますが

いまだにオムツがとれません。

 

排泄も教えてくれず、

排便のみ教えてくれます。

 

小学校までには

トイレで排泄できるようになって欲しいのですが

どの様にしたらいいのかわかりません。 」

 

 

トイトレって

年齢や学年が上がる毎に

ママのイライラ度や緊張度が上がり

切羽詰まってしまいますよね。

 

 

わたしも、

息子の診断などが重なり

焦りや落ち込みやストレスでうまくいかず・・・

年中の時に、保育園の先生に

オムツを取っていただきました。

 

 

自分の子どものトイトレが

うまくいかなかったわたしなので、

説得力に欠けるかと思いますが(汗)

 

 

たくさんもママたちのお話しを聞いた経験を

まとめて、アドバイスさせていただきますね^^

 

 

今日は、

「トイトレに焦っている時に試してほしいこと」

について、お話しします。

 

 

この記事を最後まで読んでいただくと、

春休みに取り組んでいただけるヒントが

見つかるかもしれません。

 

 

 

お悩みに対しての普段の対応から

見ていきましょう。

 

 

(お悩みに対しての普段の対応)

今は、朝起きて、出かける前後、

お風呂前、寝る前に声をかけて

トイレには座っています。

 

パンツを履く事に抵抗はありますが、

オムツの上から

今はパンツを履いてくれてはいます。

 

 

(普段の対応に対してお子さんの反応)

トイレには嫌がらず座りますが、

なぜオシッコ出ないんだろって感じで

本人も悩んでいる様にみえます。

 

おしっこがオムツに出たのがわかる?と聞くと

わからないと

 

 

**

 

 

こちらのお悩みの一番のポイントは、

 

「トイレには嫌がらず座りますが、

なぜオシッコ出ないんだろって感じで

本人も悩んでいる様にみえます。」

 

この部分なのかな?と感じました。

 

 

もしかしたら、

オシッコが膀胱にたまっている感覚や

出る感覚に気付けないということが

あるのかな?と感じました。

 

 

排便は「出た」ということに気付きやすく

「排便のみ教えてくれる」にも

つながっているような気がしました。

 

 

うちの子も、「出ない」と言って

5秒後にパンツにお漏らししたり・・・

そんな繰り返しだったなぁと感じています。

 

 

わたしがトイトレについてアドバイスをする時に

必ずやっていただくことがあります。

 

 

それは、

「一旦トイトレを休んで様子を見る」

ことです。

 

 

声かけも、トイレに座らせることも

2週間、一旦お休みしてみませんか?

 

 

でも、お休みをするって、

何もしない訳ではありません。

 

 

声かけも、トイレに座らせることもしませんが

お子さんの排泄を観察し、

メモを取ってみてほしいなと思います。

 

 

 

さらに、排泄があって

オムツやパンツを変える時に

「おしっこでたね!」

「うんちでたね!」

と、肯定的な声かけのみをかけてみてください。

 

 

シンプルですが、ものすごく根気のあることです^^;

 

 

でも、この方法を試していただくと、

以下のことが分かるかもしれません。

 

 

  • 排泄しやすいパターンが分かる
  • 「出る(た)」時の感覚がわかる
  • 排泄を肯定的に捉えることができる

 

 

トイレの観察と肯定的な声かけについて、

詳しくお話ししていきますね。

 

 

  • トイレの観察で得られること

お悩みに対しての普段の対応の中に

「朝起きて、出かける前後、

お風呂前、寝る前に声をかけて

トイレには座っています。」

とあります。

 

 

特に朝起きてからというのは

排泄しやすい時間かもしれませんが

お子さんにとって、

尿意を感じていなかったり

他に気になることがあると

「オシッコ」に集中することが

できないかもしれません。

 

 

同じように、でかける前後や

お風呂前や寝る前にも

外出先で出ないように、

おねしょをしないように

声をかけることがあると思います。

(わたしもそうでした)

 

 

でも、これはどちらかというと

大人側の願望なんですよね。

 

 

まずは、

お子さんの排泄の観察をすることで

お子さんのリズムに合わせて

声かけや環境を整えてあげることが

できるかもしれません。

 

 

  • 肯定的な声かけで得られること

例えば、

オシッコが出た時やウンチが出た時に

「オシッコ出たね!」

「ウンチ出たね!」

と声をかけることは、

とってもシンプルですが

その行動が強化されて

成功体験にすることができます。

 

 

こんなことで!?と思うかもしれません。

 

 

でも、逆に考えると

「どうして出ないの?」

「どうしてできないの?」

という声かけや対応が

失敗体験になってしまうことがあるのです。

 

 

これは、

トイトレに限ったことではありませんが

子どもに何かできないことがある時、

圧倒的に少ないのが

「成功体験」です。

 

 

わたしたち大人は

うまくいく方法をたくさん

知っていますが、

特に発達凸凹の子どもたちは

その方法すら知らないことがほとんどなんです。

 

 

「朝、トイレに入ってオシッコをする。」

そんな当たり前のことでも、

膀胱や感覚の発達がゆっくりだったり

「オシッコが出る」という成功体験がないと

行動が定着しなくなってしまうんです。

 

 

成功体験が定着する前に

  • トイレに座ってもオシッコがでない
  • ママに怒られる、悲しそうな顔をされる

このような体験が繰り返されると

こちらの失敗体験を繰り返すようになってしまうのです。

 

 

わたしが開催している講座

「効果的な支援策」を受講された方は

ご存知だと思いますが、

問題行動や失敗体験は、

「繰り返すたびに練習される」

と、言われています。

 

 

まずは、失敗体験に注目せず、

成功体験につなげる声かけを

していくことをおすすめします。

 

 

焦る気持ちがあると思いますが、

「2週間、一旦トイトレを休んで様子を見る」

ということをやってみませんか?^^

 

 

 

 

ちょっと話しはそれてしまうのですが、

継続で個別相談を受けてくださっているお子さんの

トイトレは、1ヵ月ほどで落ち着きました。

 

 

その時も、

必要以上の声かけやトイレに座らせることは

しないでください、と

しつこく(笑)アドバイスさせていただきました。

 

 

お子さんの「できない」や「困った行動」が

なかなか改善しない時は、

「今の状態」や「現在の対処法」が

「合ってない」ということなんです。

 

 

そのためには、

現在の対処法をリセットする必要があります。

 

 

「2週間の観察」で、

見えてくるものが必ずあります!

 

 

ぜひ、チャレンジしてみてくださいね^^

 

 

 
 
 

 

 

 

 

 

**掲載していただきました!!**

 

  

(ひよこクラブ:2018年3月号)

 

 

 

神奈川、横浜、川崎、東京、千葉、埼玉、

茨城、栃木、群馬、23区、青葉区、静岡、

浜松、山梨、仙台、大阪、神戸、京都、

名古屋、石川、和歌山、岡山、福岡、

全国からご相談いただいております。

 

 

発達障害、グレーゾーン、発達の遅れ、

発達遅滞、知的障害、療育、家庭療育、

癇癪、パニック、こだわり、きょうだい喧嘩、

他害、暴言、宿題の悩み、身支度、着替え、

登園拒否、登校拒否、不登校、友達関係、

おまかせください。

(AERA:2016年6月号)