「幼児向けの教室の先生必見!多動傾向がある生徒さんの対処法」

 

子どももママも未来に希望が持てる家庭療

おうち療育アドバイザー浜田悦子です。

こんにちは^^

 

 

子ども料理教室を主宰されている方より

こんなお悩みが届きました。

 

 

「5歳の多動の男の子がいます。

特に、包丁を扱う時に

危険な行動がでないか、いつも心配です。」

 

 

 

5歳だと、発達障害がなかったとしても

わたしだったらヒヤヒヤしてしまうかもしれません(汗)

 

 

でも、こんな風に、

発達障害の子どもを受け入れてくれる

お教室があるってことに、

母としてとってもうれしく感じました^^

 

 

今日は、

「指示が入りにくい、

多動傾向のある子に試してほしいこと」

について、お話しします。

 

 

このブログを最後まで読んでいただくと

お教室でも試していただける対処法のヒントが

見つかるかもしれません^^

 

 

 

 

まず、

「多動」のお子さんについてですが、

ADHDの傾向がある、と仮定して

お話しさせていただきますね。

 

 

ADHDとは、

「注意欠如・多動症」と言われていて

「不注意」「衝動性」「多動性」の

3つの特徴があると言われています。

 

 

子どもによって、

特徴の出方や割合が変わってきます。

 

 

例えば、

  • 集中を持続することが苦手
  • 気が散りやすい
  • 人の話しを聞いていない(ように見える)
  • 常に体を動かしていて、落ち着かない
  • 指示をしてもすぐに忘れてしまう

このような言動があるかもしれません。

 

 

これだけ見ると、

「包丁はやっぱり早いかな・・・」

と思ってしまうかもしれません。

 

 

でも、

子どもに伝わる指示や

環境を整えてあげると、

5歳でADHDの特性があっても

みんなと同じようにできますよ^^

 

 

これらの特性を踏まえて、

考えていきましょう。

 

 

 

子どもに伝わる指示とは・・・

 

まず、注意していただきたいのが

「声の指示」です。

 

 

これは、

ADHDのお子さんに限らずですが
「声だけの指示」はやめましょう。

 

 

子どもは、指示や注意など

声をかけられればかけられるほど

混乱して、問題行動を起こします。

 

 

他のことが気になって聞いていなかったり、

自分が知っている言葉や興味のある言葉に

反応してしまうので、

声をかければかけるほど

効果がなくなってしまうのです。

 

 

特に、大切な指示の時には

ぜひ「視覚的な指示」を

活用してみてくださいね^^

 

 

視覚的な指示」とは・・・

絵や写真に表したものです。

 

 

例えば、

 

・包丁とまな板の定位置

(包丁を振り回さないように)

 

・包丁の持つ位置

(刃の部分を触ったりしないように)

 

・野菜(物)を切る時の包丁の位置

(手を切らないように)

 

 

これらの写真を事前に撮り

工程に合わせて提示していくことで

やることのイメージが

お子さんへ簡潔に入っていきます。

 

 

ただ、

全てを視覚的にすればよいということではなく

  • 工程は多くても5つまで
  • 子どもの見やすい場所に置く
  • 説明しすぎない

この3点を忘れないでくださいね^^

 

 

ちょっと面倒かもしれませんが

場面ごとに提示してあげることで

他のお子さんにとっても

分かりやすい指示になると思います!

 

 

 

 

また、

ADHDのお子さんには

「こまめに動きを与える」ということも

危険な行動を避けることにつながります。

 

 

とはいえ、

「ひとりだけ勝手に動いていいよ」

ということではありません。

 

 

例えば、

お料理教室で使用する食材を

一緒に運んでもらったり

何かを配ってもらうなどの

「お手伝い」という役割を持たせることで

体を動かす必要性や、

集中力が切れるということを

回避することができます。

 

 

さらには、先生を手伝ったことで

子どもは「感謝された」という

うれしさや満足感を得ることができます。

 

 

ADHDのお子さんって、

本当は優しい子なのに

その言動が目立ってしまうので

感謝されたりすることが

どうしても少なくなってしまいます。

 

 

先生に感謝されたら、

そのお子さんはきっと

とってもうれしく感じて、

今よりももっと信頼関係が築けると思いますよ^^

 

 

また、

ADHDのお子さんに限らず、

発達障害がグレーゾーンのお子さんは

「待つ」時間が苦手です。

 

 

「待つ」時間があると、

途端にソワソワしたり

隣の子にちょっかいをだしたり

危険な行動につながってしまうことが出てきてしまいます。

 

 

ですので、

プログラム的に

「待つ」時間が長くないか?

ということも、ぜひ考えてみてくださいね。

 

 

待つ時間が長い時には、

  • 数を数えさせる(カウントアップ、カウントダウン)
  • 子どもたちが知っている歌を歌わせる

なども回避することもできますよ^^

 

 

ちょっと話しを戻しますが、

視覚的指示にする時の

以下の3つの注意点

 

  • 工程は多くても5つまで
  • 子どもの見やすい場所に置く
  • 説明しすぎない

 

につきましては、

長くなってしまったので

3月11日(木)21時配信のメルマガで

詳しくお答えしますね!

 

 

料理教室だけでなく

さまざまなお教室に役立つことだと思いますので

ぜひ楽しみにお待ちください。

 

まずはメルマガに登録する

 
携帯電話のメールアドレスでは
届かない場合があります。
 
メールが届かない場合は、
迷惑フォルダをご確認ください。
 

 

 

 

 

 

 

**掲載していただきました!!**

 

  

(ひよこクラブ:2018年3月号)

 

 

 

神奈川、横浜、川崎、東京、千葉、埼玉、

茨城、栃木、群馬、23区、青葉区、静岡、

浜松、山梨、仙台、大阪、神戸、京都、

名古屋、石川、和歌山、岡山、福岡、

全国からご相談いただいております。

 

 

発達障害、グレーゾーン、発達の遅れ、

発達遅滞、知的障害、療育、家庭療育、

癇癪、パニック、こだわり、きょうだい喧嘩、

他害、暴言、宿題の悩み、身支度、着替え、

登園拒否、登校拒否、不登校、友達関係、

おまかせください。

(AERA:2016年6月号)