coeur クール フランス語で心、の意味だそうです。
クールの内海先生は、私のレイキのお師匠で私の運命をがらっと変えてくれたかた。
『お元気でしたか?何か変わったことはありましたか?』
と言われ話しはじめる。
レイキの遠隔治療について、自分ではあまりできる気がしないと話すと、
『ヒナココさんにも、できますよ』と言って、うふふ、と笑う。
遠隔なんて信じてもいなかった頃、私は突然の激痛に入院。
三日後には内海先生のヒーリングの予約を取っていた。
入院しても、点滴をしても、痛みは段々ひどくなり、痛み止めも効かなくなってきた。予約の前日お昼頃、『明日は行けないな・・・』とあきらめ、キャンセルの電話を入れた。留守電だった。
痛みはますます、ひどくなり、強い痛み止めの注射も効かなくなってきた。
このまま内蔵出血がとまらないようなら、緊急手術をします、とベッドを手術室のそばへ移動。私は痛みに疲れながら、痛みについて朦朧と考察。
『この痛み、段々ひどくなっているよな。
いつ痛みが引くんだろう?引く気がしない。しかも、段々痛みは強くあがってきている。いつ治るんだろう?この痛みじゃ治りそうもない。治る方向にいっていない。こんな痛いなら、死んだ方がいいな。楽になりたい。痛み止めも止血剤も何にも効かないんだし、死ぬな、これは、死に向かってる痛みなんだな・・・』
モルヒネをうつと、少しの間は楽だが、すぐまた痛みが迫ってくる。
出血でお腹が膨れてくる。痛い、痛い、死ぬ、・・・。これは、死ぬ。
痛い痛いと朦朧としていると、ふっと何かに抱き上げられた。ふわっと体が浮いて、暖かい気に包まれる。
あ、楽になった・・・生きられるかも・・・?
体に暖かさがゆっくり戻ってきて、体は宇宙の流れに投げ出されてふわりと浮いているみたい・・・朦朧としながら、重力のない中でふわりとゆっくり回されたり、ふわふわと私のエネルギーが形を変えたりしているみたい。
痛みは少し遠くにあり、治まりはじめたのがわかった・・・。
治った・・・。治っていく・・・、この痛みは引いていく痛み。
治っていく痛みだ。
泣きながら、ぐっすり眠り、目が覚めるとお腹は痛いが、耐えられる痛みに変わっていた。
『痛み止めいりますか?』『大丈夫です、痛いけど、耐えられます。治ってきました』
検査もして、何日か安静にして退院した。
お腹を切っていないので、はっきりとはわからないが、おそらく卵巣出血だろう、と言う事だった。
そういえば、半年前に妹も卵巣出血で意識不明になり、緊急手術していた。
家に帰り、おちついてから、内海先生にお電話した。
『心配しましたよ。留守電聞けたのが遅くて、遠隔するのが遅くなっちゃって、ごめんなさい。5時58分です。』
?何言っちゃってるんだろう、と思い電話を切る。
そういえば?突然足をひっぱられて、それから、ふわってして異次元にいって、突然治ったんだよな、あの力って何だったんだろう。忘れもしない、6時頃・・・。
あれ?先生5時58分っていってた?電話した当日のことだったよな?
遠隔?遠隔って何?
???
あの先生のレイキって、宇宙に投げ出された感じがするんだった・・・?
あれ、先生の遠隔霊気だったの?
私いつ良くなったとか、誰にも言ってないよ、時間ぴったりだ!
気のせい、というには、あまりにも圧倒的な力で私の体は突然治っていった。
『ヒナココさんにも、できます。治って欲しいとか、良くなって欲しいとか思わないで、ただ透明になって暖かい光に包んであげるんです。ただ、宇宙の流れに身をまかせるんです。』『念や思いが入ると濁るから、良くなりますように、と祈るのはレイキを流す前まで、流しはじめたら、ただ透明になって流すんです。』
『ミラクルは置きますよ、末期ガンのあちこち転移されている方の進行が止まったり、たくさんありますよ。ガンは進行さえとまれば、良いのですから。
ただ、生きて欲しいとひっぱってはダメです。
生まれ変わりは最速三秒です。
今の人生で、もうお役目が無くなった場合には、死も祝福してあげなければなりません。
強く強く、気をしっかりもって暖かい愛で包んであげることが、ヒナココさんの学びです。』
先生、私まだ、彼のガンのこと先生に言ってないよ・・・
『ん?誰か大事な方が大変なのですか?』とおとぼけだけど可愛い先生は、
今南房総で瞑想三昧の生活に入っているそうです
『自粛中なんですよ、そういう時期なんです。戻ってきたら、今度は死ぬまで仕事ばかりなんですよ~』
と少女みたいな笑顔で微笑まれます。
『ヒナココさんは知識が邪魔になる時がありますね。
相手に準備ができていない時は100パーセント渡してはいけません。』
腑に落ちることがいっぱいで、本当に力を受け取りました。
『相手に準備ができていれば、共鳴がおきて、ミラクルがおきるんですよ。
ミラクルはたくさん起こります。まってあげるのも、愛の心です。』