働くママ応援☆整理収納ルームスタイリスト田辺仁美です。
秋の連休、晴天に恵まれましたね！
連休は家族とゆっくり過ごすことを優先させつつ、
昨日はインテリアコーディネーターの勉強会に参加させていただきました。
今回の勉強会ではインテリア内観パースが簡単に起こせる
パソコンソフトの実践でした。
あれこれエラーが起きたりはしつつも(^^;;
取扱説明書を見なくても、感覚的な操作で間取りが作れ
設備や家具・カーテンも取り込め、見たい方向からの内観が出せます。
中を歩く疑似体験(ウォークスルー)が作れたりもするそうです。
ソフト自体の完成度は、確かに、面白かったです！！！
企業専用ソフトとしては、今までもあったのですが
個人事業主でも手が出せる価格でソフトが出来たことは、素晴らしい！
ただ、現場でプロとして働く人間の立場から見ると、
色々なことを考えさせられます。
インテリア内観ソフトは、お客様により理解を深めていただくためのツール、です。
けれど、こうした技術を使えば、ぶっちゃけ、内容がたいしたことなくても
コーディネート力のない人でも「それっぽいもの」が出来てしまう、怖さ。。
私も年をとったということかな、、とも思うんですけれどね。
図面のイロハも知らないような人でも、
こうしたソフトやCADは感覚的に、誰にでも作れます。
手書きでやるより効果的な場面で、ツールとして利用するのはいいけど
基礎を理解してない人が、こうしたツールから入ることも、実は、出来てしまう。
恐ろしさを感じました。
素晴らしいツールも、ICの持つ寸法感覚や知識・技術で支えなければ
こうしたソフトの利用も「学生さんのお遊び・おもちゃ」でしかないからです。
私たちはプロとしての自覚・誇りを改めて確認しなければなりません。
ちょっと話がそれますが、今年、STAP細胞問題がありました。
小保方さんの研究成果は、限りなく黒に近いグレーということのようです。
研究発表(プレゼン)は、それらしいものに仕上げるテクニックはあった。
けれど体裁を整えるために事実を捻じ曲げることも平気だった。
(というか、そういうプレゼン手法しか習ってこなかったのでしょう)
それっぽい見栄え重視のプレゼンを仕上げれば、本質・ミスが見抜きにくいですよね。
活字になると珠玉入り混じっていても全て真実のように思うこともありますね。
インテリアパースも、それ(パース)自体を綺麗に仕上げることが目標ではなくって
あくまでお客様とやりとりするためのもの。
お客様を置いてきぼりにすることは、あってはなりません。
最新のツールは、もちろん上手に使いたいですね。
ツールの見栄えで、自分の未熟さの隠れ蓑にしては、ダメですよ。
クドくなりましたが、インテリア内観ソフト自体の出来は、なかなか良かったのです☆
だからこそ、恐ろしくも思ってしまったのです。
ツールが発展しても、それを取り扱う私たちは勘違いをしないように
自己研鑽しなければならない。と改めて感じた勉強会でした。
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