喜多俊之先生と辰巳琢朗さんのトークセッションから、
キーワードと思える言葉を引用しました。
テーマは「こらからの暮らし方」
辰巳琢朗さんのBSジャパンでの放送「リモデル」で
実例を紹介しながら、話が進みました。
番組ナレーションでは、「リモデル」REMODEL
「リモデル、それはリフォームによる新しいライフスタイルの実現」
「リモデルによって、素敵な夢を実現した家族」を紹介します。
住まいを長く大切に時代が来たように思う。
ヨーロッパ(イタリア)では、自分の家はみんなに見せたいものって言うことで
「家の見せあいっこ」が盛んに行われている。素人の主婦が、
コーディネートを重ねていくうちに、主婦のプロになった人も多い。
空間って、工夫次第。これからの暮らし方は、お金よりもアイデア。
アイデアでより安くすることも可能。それをどこに頼むかだ。
リフォームって言っても、一度にしない。徐々に行なっていく。というのも
賢いやりかた。
「リモデル」って番組は、アイデアの宝庫。こういう番組をライブラリーに
すればいいと思う。リフォームしたい人って、アイデアを参考にしたいもの。
だから、それがいつでも閲覧、視聴できるよなライブラリーがあれば便利。
マンション、狭くっても工夫することで、快適に過ごすことができる。
アイデアを形にしてくれる人。建築家は大切な存在。イタリアでは、そういう
人が身近にいて、すごく親切に相談に乗ってくれる。主婦が家庭で、
家事をしながら、デザインも部屋でしているって感覚の。
リモデルしようと思ったら、そういう建築家とのマッチングが必要。
住まいは、アイデアの固まり。暮らしながら、デザインすることが、日々の楽しみで、
時間とエネルギーは費やす必要があるが、暮らしをデザインするころが、楽しい
住まいと暮らしにつながる。
アイデアを持って、楽しく暮らすことが、やっぱり楽しい。
住まいって、コミュニケーションの舞台。その舞台を創るのが、建築家であったり、
住まう人本人であったり。
これからの住まいは、いいものを長く大切に使うという時代だと思う。暮らしのアイデアを
生活産業として日本のメイン産業に持ってこないといけないと思う。
これまでは、企業、業者によって早く結果を出す方向にあったが、これからは、
時間をかけて作っていくスタイルにしないといけないと思う。
これからの企業にとって、今の転換期は大きなヒントが得られると思う。
暮らしのストーリーは、じぶんでクリエイションする。気に入ったモノに囲まれて
過ごす暮らしが大事だ。
住まいだけでなく、暮らしを良くするための、クリニックみたいなところが
あればいい。「モノ」を買うための相談ではなくて、「暮らしの相談」をするところ。
今は、「モノ」中心から「人」中心に変わっていく途中だ。過去のいいものはいいと
認めつつ、新しい生活、価値観を創造していく。そして、それを創るのは「人」自身だ。
自分の生活を大事にするって言うことは、住まいを良くして仕事も良くすると言ったことだ。
と言ったことが、トークされていました。多分にポピュラーな発言であったり、当たり前の
ことも多かったですが、二人とも、建築については素人。生活者としての視点で
お話されていたと思います。だからこそ、ユーザー目線で考えたら、こういう話に
行き着くわけです。
それとなく聞いていたら、普通の会話なんですが、でも、これからの日本の住まいに
対する取り組み方たのヒントもあったように思います。時代は確実に「モノ」の時代から
「ヒト」の時代にシフトしています。 こういった変化する社会環境に合わせてビジネスも
プロデュースしなければ、「このモノをどうやって売ろう」と考えている以上、時代の
ニーズにマッチしない結果になっていくように思われます。
住まいのプロデュースというよりも、これからは「暮らしのプロデュース」
純粋に、時代の建築に携わる建築家は、歴史、時代認識、潮流を読み、アーキテクトを
創造していく担いは持ち続けて、その時代の価値と時代を超えた、時代を通した価値を
「建築という資産」を作り続けていく必要があると思いますが、
もうひとつの建築家の役割、「住まいを創る」というのは、「時代に応じたハコ」をつくる
のではなくて、「人の時代に応じた暮らし方」を創るということが担いだと言えるでしょう。
似て非なるもの。「住まい」と「建築」。
住まいは時代、時代によって、暮らし方が変わっていく。それに合わせて、また、
すまう人にとって、住みよい住まいを作らないといけない。ある意味、変化、進化。
建築は、時代の様式に沿っていくことがひとつで、でも、「普遍」というセオリーが
ある。ここが大きな違いだと思う。
だからこそ、住まいづくりに携わる建築家は、「暮らしをデザインする」建築家に
なる必要があると思います。
今日も、いいエッセンスをもらった一日でした。

