
世の中には何故此の様な物が有るのか解らない物が星空の星の様に無数に有って、謎のままに現代にも存在していて銅鐸(どうたく)も其の星のまたたき似て謎に未了去れる。
実は我が家にも銅鐸は有る。
と言っても、勿論オリジナルでは無い。
もしオリジナル成らば数千万円はすると思われる。
レプリカ(複製品)ながら、以前島根県の道路工事現場一ヶ所から20数ヶ程出土すると言う奇っ怪な事件が有り、その折に研究用に出土した物を精密製作去れた一部余じょう品が市場に流れた物を手に入れたので有る。
何故其の様な物をと思われるだろうが、実は銅鐸の音色を聞きたくて我が物としたのだ。
本物を叩く訳にも行かずレプリカと言っても展示品を実際叩く事は不可能と言える。
僕にはどの様に見たとしても銅鐸はベル、詰まり鐘にしか見えない。
但し異常に巨大サイズで中には高さ1mを超す物も有り、そうなると実用性を失うので、小さい物程実用のベルを彷彿(ほうふつ)とさせられる。
実際高さ10㎝程の銅鐸型ベルを見た事が有るが、其はペルー製と聴いて驚いたので日本と南米の繋がりに思いを馳せた事が有る。
此処でレプリカの銅鐸の音色に戻ると日本の現在の梵鐘(ぼんしょう)と異なり余韻無しのガーンと言う感じで寧ろ中国の梵鐘にニアンスが似る。
但し、外側に叩いた跡は皆無なので、内部に木の棒を吊って舌の様に振り縁に当て鳴らした様だ。
其の吊るし紐のセット穴と思わしき穴が本体に4ヶ所開く。
発掘品は表面が酸化去れて、青銅色だが本来は合金の故に真鍮色、黄金色(五円玉色)で有った様子だ。
古式の神事で、小形の銅鐸型ベルを幾つか木に吊るして其を揺すり鳴らすと言う神事が伊勢神宮に有り、その専門神職を鈴木と言う姓で呼んでいたそうだ。
どおして銅鐸は有るのか。
2024年10月3日