302号室のヘビとトカゲとヤモリたち

302号室のヘビとトカゲとヤモリたち

レオパ、フトアゴ、アオジタ、ノギハラバシリスク、コーンスネーク、ニホンヒキガエルたちとの楽しい生活

 だんだん暑くなってきましたね、というかすでに暑い! 30年くらい前ならもうすでに立派な夏ですよ、この気温は。これがすっかり普通になってしまったのですね……。
 

 この暑さを、ユールは大歓迎の大喜びです。
 

 バスキングランプでも体は温まるし、UVBランプでも必要な紫外線は浴びられるけど、やはり本物の太陽の光を浴びることがトカゲとしての自然な姿。ユールはいま、トカゲとして当たり前のことをしているに過ぎないのですが、それがとても嬉しそうだし、ぼくも嬉しい!
 

 やはり♪ラーーーーーーの声も、本物の太陽のもとでは大きく聞こえます(という気がします)。
 

 今年も始まったな、ユール。よかったな!
 どうやらぼくの左腕の肘の痛み、通称「テニス肘」が、治ったようです!
 痛くなったのはやしか去年の9月だから――かれこれ半年以上にわたって悩まされたテニス肘。原因はノギハラバシリスクの野木原くんの霧吹きでした。
 

 野木原くんは本来ジャングルに暮らすトカゲ。湿度は高めが好みです。だから霧吹きは欠かせません。
 9月のあの日――いつものように野木原くんのケージに霧吹きをしていたぼくは、ふと、「この霧吹き、バネが強力でやり応えがあるなあ。ハンドグリップの要領で握力を鍛えられそうだぞ」なんて思いつき、右手でッ連続数十回シュッシュッシュッシュッシュッ、左手で連続数十回ュッシュッシュッシュッシュッ、シュッシュッシュッシュッと、かなり頑張ってやったのです。
 すると翌々日くらいに、左腕に痛みが。
 いわゆる筋肉痛ってのは「運動で筋肉の繊維が傷つくことによる痛み」で、筋肉は傷ついた繊維を修復することによって、より強くなるわけです(たしか)。だから霧吹きによって生じた筋肉痛が治るころには、ぼくはひとまわり強くなっている……はずだったのですが……
 治らん。何日経っても、一向に治らん。痛みが引かん。いやそれどころか、日に日に痛くなってきている。なんかおかしぞこれ。筋肉痛じゃないんじゃないか? ってなってきたんです。
 着替えをするにも左腕、いや左肘が痛い。茶碗を持つだけでも痛い。マグカップを持っても痛い。いよいよ生活に支障が出てきて、整形外科を受診したところ、ほぼ間髪入れず「テニス肘です」と先生に言われたのでした。そして「なにか運動をされたのですか?」と聞かれたので、ぼくは正直に「あの、トカゲのケージの霧吹きで握力を鍛えようとして……」と答えたところ先生と看護師さんに笑われ、お金を払うときに受付の人に笑われ、薬局で湿布をもらうときに薬剤師の人に笑われたのでした。
 
 いやー打った注射は三本。貼った湿布の枚数は、もう覚えてない。とにかく、去年から今年に変わる頃には日常生活はどうにか送れるくらいにはなっていましたが、違和感はずっと続いていました。
 でもやっと……
 いまここに宣言します。
 ぼくテニス肘は、治りました!
 うおおおおおおお! やったぞ! 治ったぞ!!
 

 うおおおおおおお!! このとおり霧吹きもガンガンできるぜええええ!!!! 無敵だあああ、ぼくは無敵だぜえええええ!!!!! うおおおおおおおお!!!!
 

 ところで、野木原くんもついに10歳になったんです。
 すごいですよね! これで我が家は、レオパのよし子12歳、梅11歳、コーンスネークの大吉11歳、そして野木原くんと、10年選手が4匹です。ちなみにアオジタのスノークも、10月で10歳になります。
 高齢化家族だなあ。
 
 ここのところ、コーンスネークの大吉はシェルターに籠ったきりで、まったく姿を見せませんでした。
 大吉は脱皮が近づいてくるとそのようになります。その間は姿をまったく見せず、ぼくとしてはなんとも退屈です。やっぱり一日に一度くらいは姿を見たいものですからね。
 かれこれ10日くらい、シェルターに籠ったきり、一度だって出てきません。水を入れ替えるためにケージを開けても、「大吉、元気か? ちゃんと生きてるか?」とシェルターをコンコンしても出てこないし、なんの反応もありません。
 ちょっと心配になってきたんですよ。
 大吉はもう11歳と高齢だし、去年は巨大な尿酸結石が尻を塞ぎ、長期の便秘をするという事件もあったし。
 いくら脱皮の準備中はシェルターに籠りっきりになるといったって、こんなにも姿を見せないものだったっけかなあ……たまには水を飲みに出てきたりしてなかったっけかなあ……もしかして……もしかして。もしかして、シェルターの中で、大吉……
 ふとそんなことを思ったらもう居ても立ってもいられず、「大吉! 大丈夫か、大吉!?」と、シェルターを持ち上げてみたんです。
 すると……!
 脱皮直前の真っ白の目をした大吉が、「んあ~?」って感じでぼくを見上げたんです。そして眠っているところを邪魔されてイラッとしたのか、軽く「シャーッ……!」と言ったんです。
「よかった……大吉、無事だったか」
 大吉は、ホッと胸をなでおろすぼくなんか知ったこっちゃないようで、めんどくさそうに水入れに体を伸ばし、水を飲み始めました。ゴクゴク、ゴクゴク。ゴクゴク、ゴクゴク、ゴクゴクゴクゴク、ゴクゴク、ゴクゴクゴクゴク、ゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴク、ゴクゴク。
 すげえ飲むじゃん! めちゃくちゃ飲むじゃん! めちゃくちゃ喉が渇いてたんじゃん! そういうことだったんなら起こされてよかったじゃん!「シャーッ!」なんて言ってたくせに!
 
 

 で、昨夜、無事に脱皮を終えました。
 

 毎回のことですが、大吉は脱皮を終えると、とたんに元気に動き回ります。たぶん、大仕事を終えて腹ペコなんでしょうね。
 にょろにょろにょろにょろ動きまわり、シェルターに入ったり出てきたり、
 

 このときなんかシェルターに入ろうとしているときに気が変わったのか、体は入ろうとしているのに頭は出てこようとしてるんですよ。
 

 自分の体がいまどうなってるのか、自分でもわからなくなってるんじゃないでしょうか。
 

 そんなわけで、脱皮を終え、元気な大吉が復活しました。
 すごくエサを欲しがっていたけど、昨夜は我慢して一晩体を休ませ、今夜、食べさせてあげます。
 

 大吉、久しぶりのご飯、楽しみだな!
 
 よし子が誕生日を迎えました。正確な日にちまではわからないのですが、5月生まれであることは確かなので、ゴールデンウイークらへんを誕生日ということに決めてるんです。
 さあ、2014年5月生まれのよし子、本日で12歳になりました!
 毎年恒例の誕生日パーティーを、今年もやりますよ!
 

 今日のバースデーケーキは、昨日スーパーに買い物に行ったときにふと食べたくなった「まるごとバナナ」。なんかまるごとバナナも高くなりましたねえ。300円近くしました。
 

 飾り付けて、準備完了! さっそく本日の主役に登場していただきましょう。12歳の誕生日を迎えた――
 

 よし子です!!(⑉>ᴗ<ノノ゙✩:+✧︎⋆パチパチパチパチパチパチパチパチ!!!!✩:+✧︎
 

 バースデーソングを歌うので、皆様も心の中で一緒に歌ってあげてください。
 せーの!
 

♪ハッピーバースデートゥーユー♪
 

♪ハッピーバースデートゥーユー♪
 
♪ハッピーバースデー、
 

♪ディア、
 

♪よし子ーーーーーー♪
 

♪ハッピーバースデートゥーユー♪

 (⑉>ᴗ<ノノ゙✩:+✧︎⋆パチパチパチパチパチパチパチパチ!!!!✩:+✧︎

 よし子、誕生日おめでとう!!

 

 そういえばよし子よ、誕生日に合わせてというわけでもないが、よし子をモデルに絵を描いたんだぞ。
 

 ほら、よし子の模様を忠実に(でもカラフルに)描いたぞ。気に入ったか?
 

 今年も無事に誕生日を迎えることができました。
 12歳なんてすっかり立派な年齢になりましたが、いまでも元気いっぱい、食欲もりもり、便秘も脱皮不全も一度もなしの、超健康優良児です。
 また一年、何事もなく、普通に、元気に過ごし、来年は13歳、そしてその次の年は14歳と、いつまでも誕生日パーティーをしてあげたいと思います。
 
 
 スノークのケージのミズゴケがくたびれてきたようです。
 ミズゴケって古くなると粉のように細かいカスになってきて、それがスノークの目に入ったりすると面倒なので、交換しないといけません。スノークはまったく気にすることなくダラ~ンとしてますけどね。
 というわけで、せっせせっせと古いミズゴケを掴んではポリ袋に捨て、掴んではポリ袋に捨て、
 

 ケージ内がすっからかんになると、
 

 スノークはそわそわ落ち着かなくなります。
 

 広い、がらーんとした空間にポツンと取り残されたような気持ちになるのかもしれません。ぼくだって、体育館のような広い場所にひとりぼっちにされたら、やっぱりそわそわ落ち着かなくなるでしょうからね。
 

 このままではかわいそうなので、急いで新しいミズゴケをケージにぶち込みます。
 

 するとほら、
 

 落ち着いた。
 

 まるで春の筍のように、
 

 すっかり落ち着きました。
 
 ミズゴケ交換はけっこうな作業なので、ぼくは疲れましたよ。