こんにちは、ろんです。本ブログへご訪問いただきありがとうございます。
「将来のゆとりは、日々の小さな積み重ねから」この考えのもと、無理のないペースでキャッシュフローを育てる投資を続けています。
土曜日は、資産形成の考え方、つまり「なぜインカムゲインにフォーカスする手法を選ぶようになったのか」を整理しながら投稿しています。
-----------------------------------------------------------------------------------
■前回の振り返り
Vol.129でご紹介した通り、私のアセットアロケーションは以下の通りです。この配分で、資産1500万円あたり 年間60万円(月5万円相当)のキャッシュフローを目指しています。資金枯渇を心配しなくて良く、取るリスクは円高&株価暴落時でも下落率約33%を想定しています。
(※アセットアロケーションに絶対解はありません。自分に合う形を決めることが大切です)
そのうち日本株式編として、以下をお伝えしました。
・日本株式25%は「成長×堅実×高還元」をバランスよく備えた銘柄を選別して保有
・情熱ある実業家(成長:成長株)
・老舗旅館の跡取り(堅実:キャッシュリッチ株)
・誠実で実直な会社員(高還元:高配当/優待株)
-----------------------------------------------------------------------------------
■今回のテーマ:日本株式にのみ存在する、”株主優待”の活用
株式は、海外株式と日本株式に分けており、その違いは、”株主優待”にあります。
株価チャートを見ていただくとわかるのですが、2000~2015年当時、日経平均株価は20000円⇒8000円⇒18000円⇒8000円ボックス圏相場で上下していました。
下げたところで勇気を出して購入して、一時期上がってほっとしていたら、気づいたらブーメランのように株価が戻ってまた含み損になっている、とか、笑えないですよね。
当時は笑うしかないなー、とか思いながらやってましたが(笑)。色々調べて10年経ってマイナスとか、バイ&ホールドなんて罰ゲームとしか思いませんでした。
この時私が感じていたのは、どうやったら株式の値動きに振り回されずに保有を続けることができるのか、でした。当時も高配当株という考え方はありましたが、配当利回り3%程度の電力株が高配当株と呼ばれていた時代で、正直物足りません。実践していったときにたどり着いた一つの答えが優待投資でした。
当時は利回り10%超えがごろごろしていました。その中から財務と優待内容で選別して、少しずつ購入していきました。自家消費できなくても、知り合いに渡したり、オークションに出すことで、現金同等の価値になります。積極的に再投資することで、持ち株を増やしていきました。
■優待投資のメリット3点
・総合利回りが高い
⇒優待株には、配当利回りではありえない総合利回りの魅力があります。配当と優待を合わせた“総合利回り”が高くなりやすく、現金で寝かせておくのと比較すると、比較にならない利回りとなりえます。
家族がいる方であれば、家族で各自最低単位(最も利回りが高くなることが多い)を人数分で持つことで、その高い利回りを最大限享受することも可能です。
・家族に投資をすることを納得してもらえる
⇒株式投資を身近に感じていない人にとっては強烈なアピールになります。結婚前の妻は株式投資の経験がなく、レストラン、映画館などで支払いをしていたら見る目が違っていました(多分)。
「でも、株式投資って、危険なんでしょ?」「いや、銘柄さえきちんと選べば、買って持っているだけ。放っておくだけで2倍、3倍になっているものも多いよ」と説明していました。
株式投資は、何台ものモニターの前で売った買ったしているというイメージを持っている人は当時(多分今も)多かったのです。
結婚後は食事券などに加え、カタログギフト、商品詰め合わせセットなどの企業からの贈り物の数々。最近はオークションの売却代金のうちの半額をPaypayのポイントで送っています。
いつからか、「もっと買って!!」と妻から言ってくるようになり、慌ててはいけない、と抑えに回っている状況です。
・個人投資家だけが優待価値を享受できる(プロに対する優位性)
⇒長年優待投資を行ってきて個人的に何より大きいと思うのは、優待株は個人投資家がプロより有利になれる数少ない領域だということです。機関投資家は優待を“価値”として評価できず、利回りに換算することもできません。
そのため、優待の実質的な価値が株価に十分反映されないことが多く、個人投資家は“市場に織り込まれにくいお得さ”をそのまま享受できる可能性があります。
機関投資家や有名な投資家が優待投資を否定することがありますが(優待投資は初心者向け、などという意見を見た時は呆れました)、彼らはその価値を享受できないので優待廃止の圧力をかけてくるのです(配当に回してもらった方が彼らにとってはいいのです)。彼らのポジショントークに耳を貸す必要はありません。
他にも、優待の存在は自然と長期保有につながり、長期投資の複利効果を最大限に活かせるというメリットもあります。短期で成果を求められる(らしい)プロには真似できない、個人ならではの強みです。
以上が大きなメリット3つですが、他にも、投資が楽しくなる⇒外食や買い物で実際に生活が豊かになる。優待が届くワクワク感や、お店で使ってみる、宿泊券を使える土地に旅行に行く、といった体験も、優待株ならではの魅力です。株価の下支えに優待はなりますし、企業への愛着が湧くことで、ホールドを続けられるということもあります。
■優待投資のデメリット3点
一方で、良いことばかりでもありません。
・廃止リスクがある
優待株で最も注意すべきは、優待が突然廃止される可能性があるという点です。企業にとって優待はコストであり、業績が悪化したり、経営方針が変わったりすると、真っ先に見直される対象になります。
優待廃止が発表されると、株価が急落することも珍しくありません。そのため、財務が強く、優待を長く続ける余力のある企業を選ぶことが大切です。
・割高になりやすい
優待の魅力が強い銘柄は、本来の企業価値以上に買われてしまうことがあります。特に人気の外食・小売系は、利回りだけを見ると「お得」に見えても、株価が割高であるケースが少なくありません。
優待の価値に目が行きすぎて、企業の本質的な価値を見誤ると、長期的なリターンが伸び悩むこともあります。優待の“楽しさ”と、投資としての“冷静さ”のバランスが必要です。
・使わないと価値がない
優待は、自分が使ってこそ価値が生まれるものです。外食しない人に外食優待は価値が薄いですし、遠方のホテル優待も使わなければ利回りゼロです。
金券やクオカードのように換金性が高いものを除けば、優待は「自分の生活スタイルに合うかどうか」が重要になります。未使用のまま期限が切れてしまうと、せっかくの利回りが消えてしまいます。
■今回のまとめ
-
総合利回りの高さ
-
家族の理解を得やすい“生活に効く投資”
-
個人投資家だけが享受できる優位性
これらは、優待投資の強みそのものです。一方で、
-
廃止リスク
-
割高リスク
-
使わないと価値がない問題 は、優待投資を続けるうえで避けて通れないポイントです。
しかし、この3つのデメリットは、 「財務が強い企業を選ぶ」「企業が無理をしていない or 生活に合う優待に絞る」 というシンプルな対策で大部分が回避できます。
月~金にご紹介している銘柄は、優待関連のIRが発表された銘柄が多く含まれています。私なりの視点でこれならいいかな、と自分でも購入しても良い銘柄を紹介しており、良かったら参考にしていただけたらと思います。
■次回
次回は、企業側から見た株主優待を実施する理由をお伝えする予定です。鏡の裏側から世界を見ることで、こちら側の世界のこともわかると考えています。
本記事が、みなさまの資産形成の参考になれば幸いです。いいね、フォローやコメントをいただけると、今後の更新の励みになります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
下のリンクは土曜日の投稿である「なぜ5%以上のインカムゲインを目指して資産形成するようになったのか」のまとめページになります。一気読みしたい方はこちらをご覧下さい。




