今3Dが熱い!? | 現代メディアよろず研究所

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最新ではない映画、本、ゲーム、テレビなどあらゆるメディアについて、鋭い切り口から研究していきます。

今頃になって映画やテレビが3D!3D!と騒ぎ出すのにはなんか違和感を感じてしまう。


別に反対とかそういうことでもないし、そんな筋合いでもないんだが。


3Dと言えば小生らの時代はファミコンで遊んだものだ。


昔ながらの赤青メガネタイプに加えて、液晶シャッターによる本格的なものもあった。


スクウェアなんかはどちらのタイプでもゲームを出していて、前者では『とびだせ!大作戦』というスペハリタイプのアクションゲーム、後者では『ハイウェイスター』というドライブゲームだった。


小生はどちらも持っていたが、特に色を犠牲にすることなく立体視を実現した液晶シャッタータイプにはテンションが上がった。とはいえ、ゴーグルだけで6000円もするので中学生がポンと買えるものではない。結局中古ソフト屋でかなり安くで売られているのを発見して買ったのである。ウキウキしながら帰宅したのを今でも憶えている。


このゲームは3D対応というだけでなく、ファミコンのレースゲームにおいて初めて起伏を再現したという……あ、すでに本題からはずれるのでこの辺にしておく。



さてこの3Dだが、ファミコンの液晶シャッターゴーグルがコケ、後に『バーチャルボーイ』が大コケして以来、すっかり影をひそめてしまったのだ。


3Dマニアの小生は、「いつブームが再来するのだろう」とずっと待ち望んでいたのに。


例えばドリキャスでサルほどやった『バーチャコップ』なんかを3Dでやったら大ザルになったに違いない。


『ゼルダ』だって、『三国無双』だって、皆大好きな『バイオハザード』だって、3Dにしたらきっと楽しいに違いない。


ドラクエなんかも3D対応にしてしまったら、まあウン十時間もやったら辛いからたま~に3Dに切り替えて、逃げていくはぐれメタルを手で掴もうとするようなおバカな光景が繰り広げられたかもしれない。



さてさて、今言われてる3Dは赤青タイプとも液晶シャッター式とも違い、テレビがまず対応していなくてはならないらしい。


どうも、左右それぞれの画像をものすごい速さで切り替えて表示する必要があるからのようだ。


んで、そうなると応答速度の点で非常に有利な最近影を潜めてた感のあるプラズマテレビが再度脚光を浴びつつあるってことですな。


と同時に有機ELも有利とされていて、3D技術の普及と共に、プラズマと有機ELのパナソニックVSソニーのバトルが繰り広げられるんだろうか。


いずれにせよ、3Dマニアとしては1日でも早く、ちょっとでも安く、3D技術を提供してほしいと願うばかりなのでした。