5月29日に五回目化学療法実施
いつものごとく、実施二日目に地獄の５丁目に到着し彷徨うこと4日半
なんとか約一週間を経て脱出
だがしかし、駄菓子菓子である。回数を重ねる毎に副作用の末梢神経障害と筋力低下は強くなり、いまやヨロヨロのヨタヨタでありラスト化学療法後の地獄最終地点の副作用やその後の回復がいかがなものかは、少し心配ではある。
ま、日が経てばそれなりに回復するのだろうが
そんなこんなではあるが、結局、今日の
アタシは元気！である
ヨロヨロと地獄の５丁目から脱出したアタシが行ったのはいつも世話になりっぱなしのとし子ちゃんに『定食屋 親方』で田舎料理を振る舞い、『喫茶 Makabe 』でとし子ちゃんに珈琲を振る舞うことだ。
ちなみにこれは４丁目脱出時の定食
今回は撮るの忘れた。ま、似たようなメニューだ。
こんな田舎料理しか出来なくて申し訳なさが行ったり来たりするのだが、仕方ない。それしか出来ないのだから。
で、とし子ちゃんに甘えついでに喫茶する前に街に連れていって貰い、先日から連日でホーチミンが欲しがっていたブツを内密購入することに。
資生堂 男性化粧品 『MAN 』
で、マイクロ的な微細な針が付いてる目の下装着シートや安っいニベアなんかを塗りたくっているが一向に弛みが良くならないため、天下の資生堂なら何とかしてくれるのではと思ったようだ。
そんなことより、オマヘは睡眠時無呼吸症候群を改善した方が有益だとアタシは思うのだが。
アタシは化粧品にはほとんど興味がないのでホーチミンの気持ちはまるで理解できないし化粧品の値段が適価なのかはさっぱりわからないけど、連日わかりもしない『MAN 』のことを、あぁだ、こぅだと聞かされ『高いからなぁ』とケチな呟きを聞かされるのにも辟易する
ケチなことばかり呟かず、オマヘが月２回のゴルフを一回にするか、隔月に変えて金を貯めるかして買えば良かろうに。それか、諦めて口を結ぶかだ。
いずれにしても毎日買いもしないMAN のことを聞かされ辟易したアタシはラストの化学療法の後に何かお礼をせねばと思っていたのを前倒しにすることにした。
ヨタヨタしながら売場へ行きホーチミンが所望する『MAN 』と目の下集中ケアのアイクリームを購入
売場のお姉さんが
『誰にプレゼントですか？』『旦那です』
『誕生日ですか？』『いや、違います』『あら、父の日ですか？』『いえ、欲しい欲しいと毎日うるさいので買えば静かになるのかと』
『まぁ❕何て素敵なんですか❕』 煩いから購入って素敵？
アイクリーム15g、試供品の歯磨きの量くらいしか入ってないから大した値段じゃないと思ってたらとんでもない。鼻くそみたいな量で6000円！
MANと合わせりゃ15000円弱だよ、おっ母さん
そりゃ、販売員のお姉さんからしたら『何て素敵なんですか』であろう。
ま、良いけど。。。 ( 
⬅️本心 )
⬅️本心 )購入したブツを箱から出し(化粧水はサービスて貰った)
洗面所に鎮座させ
洗面所に行ったホーチミンは鼻の穴全開で
『ねぇ！MANがあるんだけど！洗面所に！！』『気付きおったか。あるよ、昨日雨の中、買いに行ったから』
『な、何で、買うたの？』『何でて、旦那にやろうと思うてよ。今回、色々世話になったしな。MANのことばっかり煩いしよ』
『貰ってヨカの？』『禿げても、男性化粧品は使わん。女性化粧品も使わんのに。』『アイクリームもある！いくらしたの？！』『6000円じゃっで、無駄に塗りまくるなね！』『ろ、6000円？！たかっ！』たかっじゃなくて、まずはありがとうだろうが。
で、数日経過した中で購入が正解と評価出来たのは、あれ以来ホーチミンがMANを口にすることがなくなったことと、化粧品は風呂で綺麗に洗顔後、使用するように言ったため、早い時間に自ら風呂(シャワー浴だが)に行くようになったこと。ヤツは目の下の弛みには厳しいくせに、シャワー浴はなかなか自分から入らず、しばしば浴びずに朝を迎えそのまま出勤する昭和30年代のような衛生観念な汚れハイカラ(不潔＆オシャレ)だったから、毎日汚れを一掃してくれるのは買った甲斐があったと言えるのだ。
ま、目の下の弛みをどうにかするより、清潔で思慮深く感謝の気持ちを言葉に出来る方が余程、魅力的だとアタシは思うのだが
