2月6日、退院
術後7日で順調に退院出来たのは有り難いこと
だがしかし、駄菓子菓子である。手放しで喜べないのは9日間の間に自宅がカオス化していないか。カオス化していた時は帰宅はキャンセルしホテルか下関のけぇこちゃん家に疎開すると宣告しているが、それできちんとピシャっと片付けるほど、ホーチミンが出来た人間でないことはアタシが一番わかっている。
え、そんなことないでしょ?だって1週間前に手術した相方が帰って来るんだ、気持ちよく療養が継続出来るようするのが普通でしょ??
そう思ったアナタ。甘いんだ。甘甘だよ
ヤツは普通ではありません。ポンコツクソヤローなんです。
ハイテンションで迎えに来たホーチミン
ローテーションで入院費の支払いを済ませ、まずは世話になり続けていたとし子ちゃんに挨拶がてらランチを食べに行く
久々の美味い食事に体へ力がみなぎる。
とし子ちゃんや従業員のアリサちゃんが満面の笑顔で退院を祝い、ホーチミンに『家、片付けてるよね、としちゃん?!』と詰問するが『帰ってからするよ』とヘラヘラ笑う。
『はぁ?!何、言ってるのよ、あんた!』ととし子ちゃんが睨むがホーチミンはどこ吹く風だ。
そんなことは想定内なので我関せずで食事を終え礼を述べ、さぁ、いざ本丸へ!
結果発表〜!
玄関 △〜✕
台所 ◯
居間 △
洗面所、トイレ、風呂 ✕
総評 △〜✕
詳細は敢えて書かない。何故に台所が◯だったかと言うと、自炊していないためあまり汚れて居なかったからってだけ。
ただ、前職を辞めて全国巡業廻りで不在にした3週間弱に比べると、汚さは半減ではあった。
下関の疎開がチラッと脳裏をかすめるが、ここで爆発して家をあとにしても更に家はカオス化するだけで解決には繋がらない。
数日間、指導してもしないようなクソヤローであれば体力が回復するまでの疎開を検討しよう。
そう思い、不機嫌まるだしでアレコレ指示
本来は時間さえかければ大体のことは出来る。創の痛みは伴うが力の調整は自分のさじ加減一つだ
だが、出来るからと術前と同じことを望まれてもアタシにばかり負荷がかかる。
それに治療に対して正しい認識が得られないと今後困ることが出てくるかもしれん。
料理は作るが、配膳・下膳、茶碗洗い、布団の上げ下ろし、買ったものの運搬、必要物品の買い出し、洗濯など、掃除と料理以外は指示し今のところ、渋々に近いがポンコツなりに動いている。
そのため、現在も自宅療養が継続されてはいる。
あと、簡単に疎開しないのは、やはりニャンズ、特にモゼの存在
異様な人見知りのモゼは家族以外の人間には姿を見せないほどの内向的な娘で心を完全に許しているのは今は亡きコロンと、家族ではアタシのみ。
つまり、ホーチミンにはエサをくれと催促で鳴くことはあるが寝る時もアタシオンリーで入院中は隣の部屋で一匹、過ごしていたという。
入院でアタシのことを忘れて人見知りするかと危惧したが帰宅して最初に見たのは大喜びで腹出しクネクネダンスで迎えに来たモゼの姿。
その後はトイレにも、部屋移動にもSPのようにベッタリ離れず。
勿論、帰宅してからはアタシの布団に入って朝まで安心して眠る様を見ると、自分の都合だけで疎開をするのは心苦しい。
家族ってそういう存在だ。
まぁ、100%を求めても腹が立つだけなので、最大目標70%とし下関はホーチミンに対する制裁疎開ではなく少し体力が回復してから、療養のご褒美としてけぇこちゃんや娘のぴんちゃんに会いに行こうと思っている。
休職期間一ヶ月を想定しているが時間は心に余裕を与えてくれるから、同じことをされても術前ほど腹は立たないが、仮に腹を立てて実力行使(バイオレンス)しても出力が50%程度なので怒らないことが最大の防御のような気がする。
女医ナーが退院した日、食べたいものを持ってきてくれると言うので、ピーナッツ豆腐とイチゴ🍓を所望
やはり体力低下は否めないので、ボチボチ休憩を挟みながら栄養をつけて動いて前の体力に戻していかねばと思っている。
家が片付いていなかったことをけぇこちゃんて女医ナーに報告すると、けぇこちゃんからは『熟年離婚も構わない』とお墨付きをもらい
女医ナーからはホーチミンは『クソヤロー 極み』とケンミンショーのようなミドルネームを付けられていた(笑)
確かにムカツクことも無い訳では無いが、人間『足るを知る』
上を見ても下を見てもキリがない。
概ね、皆のサポートで穏やかな日常を過ごせていることを有り難いと思い生活しております。