思いの外、ガスは出れども便は出ず。
訪室のたびに繰り返される質問『便は出ました?』『痛みはどうですか?』


そのたびに『便はまだです』『動けば痛いです』

下剤が渡され、更に腸の動きが良くなる漢方薬も追加。これで出なきゃ翌日は浣腸の刑だ。
腸の動きが良くなるから痛みが少ない時に散歩をというが痛みが収まってる時は休みたいのだよ、細切れにしか寝れてないから!


悪いがこちとら、素人じゃない。
腸を動かすの何が必要かくらい知ってるのよ。運動も水分も食事も必要なのは、あんたが生まれる前から看護師してるアタシは100も承知なわけ。
だけどそれを阻害してるのは、痛みなんだよ💢
痛みがなけりゃ、体だって動かすし水も食事も十分取れる。
人は様々なんだから一色たんに1日2日で便が出るのが当たり前みたいに思ってんな、コノヤロー💢である。


『イレウス、怖いですからね』って、お前、アタシと同じ治療したことあんの?自分の経験経て言ってるんじゃないよね
アタシャ、腹腔外科でイレウス、ゴマンと見てきてアンタより怖さやキツさはわかってるっての。
って心で暴言ばかり吐いた2日目


ガスは出れども便は出ず。遂に夢にも便をする夢が。

寝ウンコしなかったことはセーフだったが朝、便が出てないことにはガッカリ。
あぁ、今日は浣腸かよ、と諦めかけたその時


糞便の神が。。。

それからは下剤と漢方薬のせいで、新たなピーシャー祭り。


おぃ、イレウスもだが、コッチはコッチで大変なんだよ、直ぐに動けない身は。
テメエら全員、同じことをされてみろ。アタシみたいに黙々耐えれる人間が何人おるかって思うよ


今日、腹に入れていた管が一本抜かれて、明日残りの管が抜かれたらシャワーも解禁

シャワー浴びて洗濯して、身綺麗になれたらやっと人間に戻れる。


真壁さんの写真立てに気付いた女医さんが『誰ですか?ハリウッドの人?』と言うのを研修医が『プロレスの真壁さんですよ』と教えていた。


真壁さんが受診や入院、手術のその時々でメッセージやブログで励ましてくれて頑張れた術後三日目


切って取って縫って治る

後は完全に治って日常を取り戻すだけ。

ブログに嘘はかかない。だってアタシはブロガーだから。

でも黒い気持ちや言っても仕方ない弱音も書かない。だってアタシはブロガーだから。


だけど人間だもの。ブロガーだけど心の膿は出しとかなきゃね。


そんな貴重な経験を残せるブログは、だから面白い。って思った4日間だった。