1月28日に3回目のブースター接種も済ませ心なしかスーパーサイア人になった気分のアタシ
アタシより数日遅く接種したリーちゃんは抗体キットでキチンと抗体が出来たのを確認していた。
アタシは二回目接種の時、職場のキットでは抗体が確認できず別なキットでようやく確認した経緯もあったため、主任の妹から抗体キットを分けてもらい検査した。
速やかに抗体の線が現れホッとし、主任と雑談しながら昼からの仕事に戻った。
詰め所にいたスタッフに『今回はキチンと線が出たよ』と軽口を叩きながら検査キットを捨てる直前、ほらっとスタッフに見せて自分が飛び上がった。
ワクチンで得られる時間が経過後に出来る抗体だけではなく、フレッシュな抗体、つまりコロナの感染が疑われる人に出る抗体線がうっすらではあるが現れているではないか。
確かに無症状感染の人がいるとは聞いていたが、まさか自分がそうだなんて。。。
老人介護施設の職場は感染防止に心血を注いでいる状態でコロナでクラスターが発生した学校に子供が通学していたり、家族の職場でコロナが発生した場合は本人が無症状でもPCRを検査し陰性を確認しても指示された期間、出勤停止になってしまう。大体3日から1週間。仕事人間ではないけどスタッフ数が不足気味のこの時期にコロナだったら最低1週間、通常なら10日か二週間の自宅待機になる。
他のスタッフや入居者に移すわけにはいかないので無症状だろうが休むし缶詰になるのも厭わないが、勤務を回すために生じる皆への負担を思うと気が滅入った。
慌てて主任にもキットの抗体線を確認してもらい休みの不調に連絡。
主任は職場のPCRで調べたらと言うが、通常職場のPCR検査は一回目のPCRが陰性を確認した後に行うルールになっていて、一回目の検査は別な機関で行うことになっている。
皆、大変な思いをして病院や検査してくれる所を探し予約するのに自分だけ特別な手順を踏むわけにはいかない。
『いや、キチンと確認して上からの指示に従わんといかん』
結局、ルーチン通り自分で検査してくれる所を探し連絡し受診することに。
しかも通常の無料検査場ではなく感染疑いがあるため『発熱外来』といって医師の診察も含めた事ができる病院を選ばなくてはならない。
週末の午後、ただでさえ休診するクリニックや病院が多い中、24時間、365日診てくれるという奇跡のような病院が。
そこに電話をすると発熱も症状もないアタシがなぜPCRを希望するか尋ねられ事の顛末を説明。検査をしてもらえることになった。
ただ発熱外来でPCR検査をするってことはコロナ感染が疑われるのが基本なのでタクシーを含む公的交通機関で来院は出来ず、自家用車で行かなきゃならない。アタシのように車の運転が出来ない者は同居家族の車、もしくは感染しないように完全防具に身を包んだ運転手の車と言われた。
言われているのはゴモットモ。ただ問題はホーチミンがその日、市外でゴルフに行っていて直ぐに迎えに来れる状況ではなかったのと、何度携帯に連絡しても不携帯なアホーチミンに連絡がつかないこと。
いつもはどこでプレーしているかなど聞きもしないアタシが何故かその日だけ不思議にもどの辺りでプレーするかを聞いていた。
ただ、その地域にゴルフ場は二箇所。そのゴルフ場の連絡先を調べホーチミンがプレーしているか調べてもらい、ゴルフ場の人から緊急だからアタシに直ぐに連絡するようにと言付けを頼んだ。
しばらくするとホーチミンから連絡が入り検査をしなければならないため、職場に迎えに来るように依頼した。
〜長くなるので 続く〜