ミッチー降臨
老舗デパート 山形屋で帽子を購入するためだ。
鹿屋からの直通バスに乗ったミッチーを鹿児島中央駅までホーチミンと迎えに行き、そのまま山形屋へ直行。
帽子コーナーへ連れていきミッチーが好みそうな美川憲一がロケで被りそうなキラキラなライトストーンが散りばめられた帽子を指差し『あれ、派手やで』と勧めた。
『ちょっと派手やな。』
いやいや、ちょっとじゃなくエラい派手じゃわ
アタシが少し控えめに付いてるライトストーンの小洒落た帽子を勧めるとそれは気に入った様子。
だが小洒落ている分、デイリー用ではなくお出かけ用といった感じ。そしてちょっと値段もワンランクアップ
店員が別のツートンカラーの麦わらで作られた小洒落てはいるが、デイリーでも十分浮かない感じの帽子を持ってきてくれた。
ライトストーンがつかない分なのか、少し値段も控えめ。
ピンクと紫を足したようなちょっと変わった色合いが派手目なミッチーの顔に合っていて『なかなか、色合いがイイ感じやぞ!』と褒めると
『これにしようかなぁー』とミッチーも乗り気に。
値段を見比べて『これにする。』とツートンカラーの帽子を握った。
握りながらもライトストーンの帽子もチラチラ見ている。
お洒落を楽しむのが大好物なミッチーで、他の人が持っていない物を身につけたがる彼女としては煌めくライトストーンの小洒落た帽子もきっと欲しいのだろうが流石に自分への帽子に諭吉数人を旅立たせるのは忍びないのだろう。
人は生きているうちが華。お洒落を楽しめるうちに楽しませた方が絶対にイイ。
アタシはツートンとライトストーンが付いた帽子を両方掴み
『ツートンは父ちゃんから。ライトストーンはアタシから。父ちゃんから貰ったお金をアタシにやって。差額をアタシが払うから』
『え、、、いいんか?』ちょっと戸惑い気味のミッチーに『エエんよ、誕生日やが。気に入った帽子を持って帰りぃ。父さんにちゃんと帽子見せて、ありがとうって言うんやで。』と包んで貰った帽子を渡した。
上機嫌のミッチーを連れて地下の食品コーナーで持ち込みの刺し身や串カツを買って向かったのは月光
休みである日曜日の昼間に申し訳なかったが3人の貸し切りをお願いし誕生日会をさせてもらった。
写真は撮っていないがサラダ、冷奴、唐揚げ、煮物、ミョウガ入りばら寿司、ナスの味噌炒め、ミッチーには誕生日ケーキ代わりにシフォンケーキまで頂いた。
当然、食べきれないので唐揚げ、ナスの味噌炒め、ばら寿司はお持ち帰りに包んで貰った。
ホーチミンから小さな花束も貰ってミッチーのご機嫌も最高潮に。
良かったね、ミッチー
おめでとう、ミッチー
元気でいてくれてありがとう。
さ、今日は義母さんを病院に連れて行って入院のスケジュールを確認する日。
気合を入れて頑張らんとね!