今朝、通勤のバス停前でバス待ちしていると『すいません、地元の人ですか?』と尋ねる老人が。70代とおぼしき背広を品良く着こなしている紳士だった。

地元と言われても中心部に近い駅の近所に家があるわけではないが、鹿児島市民と言ったくくりでは『地元民』
どうやら紳士は言葉の感じから県外の旅行客で市外の神社を通るバス停がアタシがバス待ちしている所で良いのかの確認だった。


確かにその方面のバスは通るがいくつもの線が混在しており乗り間違えると悲劇だ。
アタシも乗ったことのない線だし案内するまでの時間も出勤途中で時間がない。


『乗るときに必ず運転手に行きたい神社の名前とその近くをバスが通るか確認した方が良いですよ』とアドバイス。『どちらからいらしたんですか?』と尋ねると『青森です』と紳士


『んだ(まぁ)‼️わっせぇ(凄く)、遠かところからようこそ!』アタシは思わず叫んだ。

『日本の護国神社を回る旅をしてるんだ』紳士は微笑んだ。『80になった時も回ったんだけど、今回85歳になったもんであちこちまた、回ろうと思ってね。昨日は大分で、明日は熊本。大体1日おきに隣の県に移って神社、回るんだ。日本を縦断して青森に帰るのは4月過ぎだな。』


『ワアー‼️凄い❗凄いですねぇ』アタシは目を見開いた。


大分の神社では雨に降られてびしょ濡れになったそうなのでタブレットで天気を調べ今日は傘は不要なことを伝えバスに乗った。


軽く会釈しながら心で『北の旅人に幸あれ❗』と大きく手を振った。


どうか、道中安全で素敵な旅になりますように✨