休みで寝ていたアタシ、隣の部屋で何やらガサゴソ音がするので目を覚ますと
『うあ゛!!』とホーチミンが声をあげ、ビッコを引きながらアタシの元に。
足の裏をアタシに見せ『うん●、踏んだ!』
『は?猫のや?』
『…多分…』そう言いながら風呂場へ行き足を洗っている。
二匹のうちのどちらかのウンのキレが悪くて落としたのだろうか…。
猫は匂いに敏感だから落としたのならそこに砂をかけようと場を簡単に離れないはずなのにと怪訝に思いながら
『どの辺に落ちてたの?』と確認すると、猫のトイレとはほど遠い場所
トイレを確認すると真新しいブツはない。
……。
……ニャンズのブツである可能性は極めて低い。
『あんた、さっきうん●、したんじゃない?』
朝起きてしばらくすると必ずホーチミンは排便するのが習慣だ。
目がクロールをするホーチミン『あ…したけど…。だから?』
『だからじゃないよ猫のせいにして!自分がキチンと尻を拭かないで落としたんじゃないの』
『か、確証はないだろ!確証は!』
『この家の中でうん●したのはアンタしかいないんだから、アンタって考えるのが普通でしょうが!なに物言えない猫のせいにしちょっとよ濡れ衣を着せる卑怯な真似と、50を過ぎた人間が自分のうん●落として自分で踏むなんて、あんた、人として許されざるにもホドがあるわっ!』
アタシも46年生きてきて、認知症でもないのに、うん●を落とすのみならず、それを踏む大人を見たことも聞いたこともなかったが
まさか自分の旦那がそんなことをするなんて…。
どんな拭き方すればうん●が部屋に落ちるというのだ、54歳!!