解説1では、六字秘を一字訣で利用する臨床技術を解説しました。


日本で、気功が上手に利用されていない理由ですが、他の気功にも当てはまることです。


六字訣ですと六つの式、八段錦ですと八つの式、五禽戯ですと五つの式から、出来ていますが、日本では全部の式を通してするものと考えます。


どうして、面倒なのに、全部、するの?

ねえ、おじさん、おばさん?

それは、ね。

先生も生徒も、それぞれの式の意味を理解していないので、実際のトレーニングに活かせないからです。

まず、気功がトレーニングだという認識がありません。なんだか、中高年が集まってする娯楽みたいです。マージャンのほうが体力が要りますね。


せめて、囲碁、将棋、一局くらいのつもりで取り組んでいただきたいです。


太極拳でもおなじことが言えますが、それぞれの式をトレーニングとして鍛練されている教室やグループはあります。トレーニング意識の高いグループで、わたしもアメブロで孫式のグループをフォローしています。娯楽感覚では、とても、一般のおじさん、おばさんがいっしょにできるグループではありませんね。一見して体格もちがいますし、競技に参加する意識も高いです。また、日常的な考え方も立派です。


大体、気功でも太極拳でも、せいぜいラジオ体操1回程度の効果しか、一般には出ていませんね。

じゃあ、ラジオ体操のほうがずっといいと思います。すごくよく出来た運動です。


気功をスピリチュアルのおもちゃにしてるようでしたら、それはもう早く病院で診てもらったほうがいいです。まず、脳のCTを撮ってもらいましょう。お大事に。