すごく基本的な解説です。

ですが、日本の気功教室では、使い方をまったく教えません。(どうにかしろよ。オッサン、オバハン。) 


六字訣を一字訣で利用する臨床技術を解説します。オッサン、オバハンのみなさん。


六字訣というと、四大気功の一つに入っているよく知られた気功ですが、いちばん一生お世話になる気功です。肝、心臓、胃脾、肺、膀胱、三焦に対応する六つの発声と動功が組み合わされた気功ですが、もともと古代には発声だけで行われていた気功で、古い記録では荘子に登場しますから2400年前には知られていたことになります。

次に古い記録では、天台の摩訶止観に見られますから、1800年前の記録になります。

次に古いのは唐の時代。そして明の時代、李時珍のような大医学者によって中国医学が充実した時代に動功の組み合われが理論的にも完成したと考えられます。帰経学と密接な気功ですね。


いちばんお世話になるというのは、ともかく便利だということです。

現代ではなにか、からだの調子がおかしいとちょっと薬に頼ります。胸焼けすると胃腸薬。肝機能が悪いところは薬を処方してもらいます。高コレステロール症でもです。動悸がすると、心臓のお薬です。便秘をしても、お薬。むくみがでると、なにを飲んだらいいかわからないので、マッサージでもしますが、翌朝はまた顔も足もふくれています。三焦病です。


ともかく、こんなことは日常的にはしょっちゅう遭遇することですから、面倒臭いです。

不快な時間がともかく、もったいないです。不快でイライラしているのも、バカバカしい。


こういうときに、六字訣を使います。

一字からでも使えますから、まっ、食卓の近くに載っていそうな薬はいりません。なんとか漢方胃腸薬?二日酔いの薬?動悸と息切れに◯◯丸?


えずきそうになったら、呼字訣を4, 5回やってください。

いつまでも、えずいてますのん?

慢性疾患や難病は別にしても、日常的な不快感は10分で解決してください。イライラしているだけ損や。


日本のバカ気功は、痛いところに手を当てたりするそうですけど、それは、お母さんが子どもさんにしてあげる時だけ効きます。オッサン、オバハンがやったら、キモイだけ。触るな、ボケ。

日本の現行医療法でも、国家資格(医師、看護師、救急救命士、鍼灸師、マッサージ師)をもたない者が、医療行為と称して、他人のからだに触れることは十分に処罰できます。

だから、ボケと言って適切です。こうしたヤミ気功はさっさと逮捕しましょう、公安当局で。


六字訣は、中医では臨床で利用される処方です。

臨床というのは、病院の治療ですね。

六字訣を指導できれば、日本のヤミ気功はなくなります。日本には、正しい気功教育がないからです。

六字訣は、お薬とおなじ。気功の教育を受けた中医師が処方します。(当然、患者の同意は必要です。お薬のように、飲んだか飲んでいないか証拠が残りませんから、嫌だったら、やらなくていいですが、内臓血流量が1.9倍になることは、ようやく現代の測定技術で実証されました。しかも、日本の東京電機大でです。論文はネット上で検索できます。)


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また、六字訣は天台で記録されていたように、修行の上でどうしても必要な気功です。

それは知らないで結構です。また、日本のみなさんに期待はしません、というか、してられません。まっ、絶望的やね。

他の方法は、仏教経典でさがしてください。

浄土三部経でいいと思います。お仏壇の引き出しに入っているご家庭も多いと思います。

むしろ、日本の往生要集が中国に大きな影響を与えましたから、いいんじゃないでしょうか。中国でも全国的に阿弥陀仏が唱えられるようになったのは、これ以降です。

天台経典でも、六字訣と念仏は、大体、そういう関係ですから、比叡山から日本の浄土思想が発展しました。


ということで、六字訣をしない場合は、念仏をしてください。ちょうど、おなじくらいの難しさです。(大乗仏教では易行(やさしい行)ですが、一生つづけるのはかなり実際、むずかしいです。)

どちらもできない方は、それなりに。

それなりって、どんなんやろ?