1959年、孫禄堂らに勧められ、北京のチャンピオン・馬礼堂によって構築された太極功(太極拳)を解説します。現在、中国の太極拳指導者も自選に加える太極拳です。日本の馬礼堂門下はへタクレなので、わたしが解説させていただきます。


まず、簡潔に概略すると、トップ・スピードでトレーニングするための太極功(太極拳)です。

一般的な太極拳は、安全のために発進と停止を繰り返しますが、馬礼堂太極功はトップ・ギアのみで、最後の分脚までブレーキを使いません。

全体的に、各式が x3、x3、x3...つまり3倍(楊式太極拳で比較)のエネルギーをつくりながら、それをその都度ヘッジしながら進める構成になっています。


エネルギーのヘッジはれぞれの式毎の転身で行いますが、転身でもエネルギーを増幅させるために纏功を使用します。エネルギーを十字手で固定しながら、纏(糸)功で増幅させ続ける模魚式を挿入するのが特徴です。

この模魚式は、楊式では下勢に当たりますが、最下最大のエネルギーを馬歩のままで根こそぎ回転させることで、効率的なエネルギー増幅ができるように考案されています。

ここでは、模魚式にも麟角掌を使います。

これが、わたしたちの流派の源流ですから、覚えておきましょう。麒麟の角です。


楊式太極拳でのエネルギー増幅は42式で構築されますが、馬礼堂太極拳ではそのちょうど半分の21式で十分なエネルギー増ができるように構成されています。増幅の程度も自分で加算できますから、短時間で必要なだけのエネルギーをつくれるようになっています。


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補記 :

練功会では、馬礼堂太極功に習熟していない参加者のために、形意五行拳を使いますが、馬礼堂太極功に習熟していただくと、五行拳を使う必要はありません。馬礼堂体系のとおり、十二形拳を使っていただければいいですね。

五行拳は、漫歩内功(李少波漫歩周天)として使ってください。歩く周天内功です。

五行拳を省略した時間は、快速の拳を使うことで、さらに効率的に良い一日の準備ができます。


漫漫は、漫漫漫で。快快は、快快快で。

この忙しい世の中で、漫快の中間でへタクれていてはいけません。

ぶっちゃけ言いますと、馬礼堂太極功に習熟していれば、111式楊家老架太極拳は2週間で十分マスターできます。こんなタラタラ(漫漫)とやってる必要はありません。


漫漫(ゆっくりゆっくり)太極拳は、じいさん婆さんにさせておきましょう(適性年齢80l歳以上)。 楊式または呉式太極拳は、半身麻痺の初期リハビリ用に覚えておくといいです。

(マジで、必要な方がいらっしゃいます。きっと役に立ちます。)


スピリチュアルは、大きなまちがいをしてますね。おなじもの喰ってても、わたしら、3倍、美味しいです。

バカは、幸福の原理がわからない。

なんだか、スピリチュアルの人って、ごはん食べたあとで、歯、磨きそうにない感じ。


スピリチュアルおばさん。さあ、一念発起して、武術教室に通いなさい。

あなたの運勢は開けるわ、きっと。いえ、絶対です。

ただし、スピリチュアルおばさんが、気功教室に行っても禄なことにはなりません。邪魔になるだけです。