気太極の"気"は、旡の下に'れっか'(よつあし)です。道教の秘密文字の一つですが、下から火で煽られている様子を表現しています。

旡(き)に烈や熱の意味を加えたものです。

道教経典では、気を"気"とは書きません。


以前は、日本でも気功太極拳と呼ばれてたりしましたが、本来、太極拳は気功の延長または併習実技ですから、気功太極功という表現になってしまいます。

これでは、表現としておかしいですね。

朝の朝礼。。です。

なので、最近はストレートに、気太極という表現を使うことがあります。

また、気の字も、古い道教経典で隠語として使われいた文字を意図的に使用します。

隠語というのは、亜流の人たちに盗まれないよう用心するために、道家でよく使われる言葉ですが、例えば、"光"という漢字も、古代道教の秘密の記号がそのまま、光を指す文字になった例です。

光と'旡に烈火'は、今も、秘密の言葉です。


こんなこと、日本人に話してもわからんやろ、と思われるのがオチですけど。。やっぱり、わからないと思います。(中国の道教史は、高校世界史にも出ています。基礎知識としても十分です。ということは、みなさん、高校世界史、ちゃんと勉強していません。)


内家正宗だとか八卦太極だとかも、気の文化の、本来の姿への復古運動を標榜するのに使われますね。


中国文化も大きなうねりの中に受け継がれてきたものですから、日本の気功や太極拳のような、ちょっと頭のおかしいようなものも、かならず、どこかでヘッジされますね。それは中国にも起こったことで日本に限りませんが、元に戻る↩️というエネルギーは中国文化にかならず働いていますね。


日本の気功や太極拳で、わたしが応援できるのは、名古屋の龍門太極拳くらいですが、やっぱり、中国の大都市部・香港で保存されてきたものです。

練功会大阪には、コロナ前に、上海の若い医師などが見学にいらっしゃいましたから、大都市部で復古的なムーブメントが起こっていますね。


龍門太極拳も、香港での反民主化以降、伝統文化に対してはなんら自由が制限されていないようなのでうれしいです。


中国でも日本でも、ボケがいるのはチョボチョボ(おなじ)で、どちらもせいぜい体制的なんでしょうね。なにも、変える力はありません。

その中で生きていく覚悟は必要ですね。変えるつもりもないのでしたら。

日本の報道の自由度はOECD諸国の中で70位、中国とチョボチョボ。女性の社会進出は世界で125位(中国 102位)。だから、おうちでスピリチュアル・ボケしますね。ふつーに、社会経済の基礎知識を勉強したらいいことです。自分の不満をスピリチュアルで誤魔化すな。


一方、気太極ムーブメントを起こしているのが、中国大都市部の20代を中心とする女性たちです。大体、太極拳のチャンピオンクラス。