気功の大敵 第一位 スピリチュアル・ボケ !!


結局、気功を台無しにしてしまう大敵として、いちばん用心しないといけないことですね。


スピリチュアル妄想について、9回書いてきましたが、スピリチュアル・ボケについて何度警戒しても警戒しすぎることはありません。毎日朝晩、反省していただくといいです。


伝統気功が本来の気功ですから、長い間に注意されてきたことは守るべきですね。

性命双修という規則があります。


性命は、性と命のことですが、これも道家特有の用語です。日本の漢字用語の意味をそのまま当てはめるわけにはいきません。


性は、"人間の本性にそなわっているもの"を指すので、これを日本ではスピリチュアルと簡単に理解されようとします。安易にしか考えられない程度の知力のせいです。

命は、あとから養ったり、補ったりしていくものや事を指します。日本では認識されない部分です。


性命の両方が、結局、日本では不備になってしまいますから、気功は端(はな)からムリ!!です。

(こう言わないとわからないか、言ってもわからないくらい、スピリチュアル・ボケしていますね。大敵をお友達にしているんですね。)


気を養うとは、性よりも命のほうに属しています。養うことですから、すこしは努力が必要ですが、これをスピリチュアルだなんてまず思い込むと人は努力しません。もう、のっけから、日本人の意識には怠惰がそなわっているようです。結果的に、スピリチュアルという安易な思い込みに落ち着きます。落ち着きたいからですが、落ち着いてちゃ、なにも始まりませんね。ということで、始まりで終わってしまうのが、日本の気功です。


ともかく早く楽になりたいとか、早く手に入れたいという願望が、気功の大敵・スピリチュアル・ボケを呼び込みます。そして、手に入れるのは、結局、その大敵です。

どうぞ、死ぬまでスピリチュアル・ボケなさっててください。死ねのも早くなるか、スピリチュアル・ボケが原因で死にます。敵が友達だったら、フツーにそんなものですよね。

安心してください。死亡診断書に死因がスピリチュアル・ボケと書く医師はいませんが、気のきいた医師でしたら、副因に統合失調症くらいは書いてくれるでしょう。

気功の神様は、とっても気がきいているみたいです。日本人だったら素直に貝原益軒だとか安藤昌益でも読んでれば、長生きできそうなのに、わざわざ早死にするなんて。


気がきいてます。

って、言ってることわからないでしょ?

気がきいてますね。


次は、逆に日本の視線で、中国人、日本でなに教えてるねん?を書いてみたいと思います。日本に気功を紹介した中国の方も、指導内容や指導方法が20世紀から進歩していません。

安心してください。万物斉同? アホは民族を超えてます。

超えてる、超えてる。

それもそのはずというお話は練功会でしています。一つ言っとくと、日本で気功を普及させた中国の方々も、中国では優秀だったはずで研究職も多いですが、目に見える成果を日本で上げていないのはどういうことですか?

そういうことですねっ。日本へ来て、なにか進歩しましたかっ?