気功を知らない方、日本のへん!!な気功師がやっているキモイことを気功と思っている人には、易筋経や五禽戯から説明しないといけないことが、ようやくわかってきました。

日本人って、気功をまったく知らないんだ、というところから始めないといけません。

私も、気功をスピリチュアルだなんて、キモイことを考えている人を相手したくないですから。


そのうえで、中国気功を学んで、四大健身気功くらいは知っている方を前提に、易筋経について話してみたいと思います。


先に、結論を申し上げておきますと、中国体育総局制定の易筋経(少林寺易筋経)は、する必要はありません。これは、導引を原理にしていませんから、気功に分類すべきものではありません。ただ、導引で行なう同名の易筋経もあり、冗談ではなく、鋼鉄のような筋骨を作り上げます。


で、少林易筋経が無用になった一方で、近代のスポーツ科学に基づくトレーニングがそれにとって変わっているのが、実際になっています。


簡単にわかりやすく言うと、

スポーツをする準備を、気功の準備として行うことになります。

野球やサッカーに必要な準備とおなじです。

理想を言うと、競技太極拳の準備程度が望ましいですから、そのまま参考にしていただくといいです。


五禽戯については、中国体育総局の制定健身気功で一応やっておくと、導引と太極拳の中間的観点を後々会得できれば、日常的に即効性のある調整に利用できます。


中国体育総局による制定健康気功は、四大健身気功から、順次、増えてきましたが、気功体系を理解する基本であることには変わりありません。中国の気功専門家・研究者チームによって、十分な学術検証がされている功法ですから、参考にしていただきたいと思います。